中国でもモバイルの時代来た!
これ我々WEB広告をやってる人間は注目。
中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)は21日、
2014年6月末における中国のインターネット利用状況をまとめた「第34次中国互換網発展状況統計報告」を発表した。
中国における2014年6月末時点のインターネット利用者は6億3200万人で、1年間で4100万人、半年間で2700万人増加した。
総人口に対するインターネット利用者率は46.9%。利用者の増加は鈍化傾向にある。
農村部のインターネット利用者は全体の28.2%にあたる1億7800万人(都市部:農村部=71.
8:28.2)。
この数字は前年末より169万人しか増加していない。
農村部の利用率は都市部に比べて低く、いまだ4億5000万人の農村部の人々がインターネットを利用していない。
スマートフォンなどモバイル利用者は5億2700万人。
インターネット全体におけるモバイル利用者は83.4%で、初めてPC利用者(80.9%)を上回る結果となった。
中国の情報産業省にあたる工業和信息産業部の発表からは、
スマートフォンの出荷台数は前年比で24.7%減少しているとし、
「フィーチャーフォンからスマートフォンへのリプレースは基本的には完成した」としている。
利用者増加が鈍化している傾向は、この1年ほどで見え出したが、一方でこの1年で平均利用時間は週21.7時間から25.9時間へ一気に増えている。
インターネット利用者の性別比は、男性が55.6%、女性が44.4%。年齢は10代が24.5%、20代が30.7%、30代が23.4%と多く、
40代は12.0%、50代は5.2%、60代は2.1%、10歳未満は2.1%で、学生は全体の25.1%。これらの数字に大きな変化はない。
収入別では、月収2000~5000元(約3万2000~8万円)に利用者の37.3%が集中する一方、0~500元(約8500円以下)の利用者も全体の22.5%を占めた。
IPv4アドレス数は微減の3億3040万件でほとんど変わらず、IPv6アドレスブロック(/32)数も1万6694ブロック(前年末比0.1%増)とほとんど変わっていない。
ドメイン数は1915万(同3.9%増)、うち「.cn」ドメイン数は1065万件(同1.6%減)、「.中国」ドメインは28万件。サイト数は272万(同14.9%増)、
うち「.cn」ドメインのサイトは127万(同2.9減%)。海外バックボーンの総容量は前年末比10.9%増の3,776,909Mbps。キャリア別では中国電信
(China Telecom)が2,428,803Mbps、中国聯通(China Unicom)が922,875Mbps、中国移動(China Mobile)が337,629Mbpsとなっている。
インターネット利用者の利用用途を多い順から挙げると、最も多いのが「チャット」(5億6423万人、利用率は89.3%)で9割近くが利用。
次いで「情報検索」(5億749万人、同80.3%)、「ニュース」(5億316万人、同79.6%)、「音楽視聴」(4億8761万人、同77.2%)が8割前後、
「ブログ」(4億4430万人、同70.3%)、「動画視聴」(4億3877万人、同69.4%)で7割前後の利用者がいた。
7位以下は利用率が4~5割のサービスが続き、7位から順に「オンラインゲーム」(3億6811万人、同58.2%)、「オンラインショッピング」
(3億3151万人、同52.5%)、「オンラインペイメント」(2億9227万人、同46.2%)、「ネット小説」(2億8939万人、同45.8%)、「微博・マイクロブログ」
(2億7535万人、同43.6%)、「オンラインバンキング」(2億7188万人、同43.0%)、「メール」(2億6867万人、同42.5%)、「SNS」(2億5722万人、同40.7%)となっている。
3割以下のサービスを見ると、「オンライン旅行予約」(1億8960万人、同30.0%)、「クーポンサイト」(1億4827万人、同23.5%)、
「掲示板・BBS」(1億2407万人、同26.5%)、「オンライン金融商品売買」(6383万人、同10.1%)となった。
この半年で利用者増加が目立ったのは、「オンラインペイメント」(12.3%増)、「オンラインショッピング」(8.9%増)、
「オンラインバンキング」(8.7%増)など、オンラインショッピングとそれにともなうサービス。スマートフォンによるこれら利用用途の利用率も増加した。
また、「オンラインゲーム」(8.9%増)、「ネット小説」(5.5%増)もスマートフォン増加がけん引して利用者が増加した。
「SNS」(7.4%減)、「微博・マイクロブログ」(1.9%減)などコミュニケーション系サービスでは利用者が減少したが、一方で「チャット」(6.0%増)が久しぶりに大幅な増加に。
「スマートフォン+微信(WeChat)」に利用者が移行しているのだろう。また、農村部では利用者が増えない問題を抱えるが、利用用途もチャット、ニュースサイト、音楽視聴の利用に偏っていて、
利用用途でも都市部と大きな差があるとしている。
モバイルインターネット利用者の利用用途を多い順から挙げると、やはり「チャット」(4億5921万人、利用率は87.1%)が最も多かった。
以下、「情報検索」(4億583万人、同77.0%)、「ニュース」(3億9087万人、同74.2%)、「音楽視聴」(3億5462万人、同67.3%)、
「動画視聴」(2億9378万人、同55.7%)で半数以上が利用。チャットと検索以外で2桁の伸びを見せた。
利用率が5割以下のサービスは、「オンラインゲーム」(2億5182万人、同47.8%)、「ネット小説」(2億2211万人、同42.1%)、
「オンラインペイメント」(2億509万人、同38.9%)「オンラインショッピング」(2億499万人、同38.9%)、「微博」(1億8851万人、同35.8%)、
「オンラインバンキング」(1億8316万人、同34.8%)、「メール」(1億4827万人、同28.1%)、「SNS」(1億3387万人、同25.4%)、
「クーポンサイト」(1億220万人、同19.4%)、「オンライン旅行予約」(7537万人、同14.3%)、「BBS」(6890万人、同13.1%)となり、
微博やSNS以外はいずれも2桁成長を見せた。
(参照:http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140723_659030.html)