ふたたび寒波。 | ふるもと伸一郎オフィシャルブログ Powered by Ameba

ふたたび寒波。

東海地方も寒波です。日頃お世話になっている方々へのご挨拶にまわりました。先々でトランプ大統領の言動への不安の声と、安倍総理の外交について賛否両論を頂いてます。

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(山奥のポスターに感謝!)

私は、思いやり予算で米軍や軍属の高速代まで負担する日本の現実を説明すべきと思います。また、日米安保第5条ばかり注目されますが、尖閣は日本の施政下であり米国が守ると言われれば言われるほど、実は同第6条により、その実現のために日本は基地用地の提供する責任がある、こちらがもっと意味深だと思います。即ち普天間の移転を早く決着せよとのメッセージと受け止めてました。

共同会見で辺野古への移設を盛り込んだのも当然の事です。

周到な米側のメッセージでしたがそれを持ってきたのがマティスという元軍人。なるほどドラマチックなシナリオだなと。

いっそ単純な思考回路に乗ったフリしてこの際、そこまで米国に言われるなら通常エンジンの空母なら自前で持ってでも自立して南西諸島を守るべきとの提案もありかと思ってましたが先に向こうが拳を下ろした格好です。

さて、次にひかえる為替や通商はどうなるか。

実にシンプルに米国のトランプ支持層の気持ちになってみると、、、

アメリカ一番、日本は二番。その立ち位置を明確にすればいい。その上で互いの顔はたててくれ、それだけでいいのではないかとの声。

アメリカの一番とは本当に車なんだろうか、それとも農業分野か、金融か、あるいは来るAI社会の規制緩和か、そこを見極めるまでは出方をうかがうべきとの声。

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(縁起物のお召し。中馬のおひなさん)

ゴルフは社交の場でありオリンピック種目であり…でも誰の誘いか知りませんが、いい事じゃないかと私は思いますが…

G7各国がトランプ批判する時に日本はひんしゅく買うとの声。

さすが安倍さんとの声。

今日1日歩いても様々ありましたが、モノが言える仲というのがほんとうに目的ならば私は支持します。

その上で、ディーラーが撤退したリンカーンを買えと言われても無理な事、横浜港でキャデラックには関税ゼロなのに、メードインジャパンにはロングビーチで2.5%課税される事、入り口でピシッと話すべきです。

そこで大統領は、そんなこと知ってるよ、とサラッと言うはず。そこで、真の狙いは何ですか?
そう言い合える仲になっていただきたいものです。

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(焼き草餅を頂くと立春です)

交渉の基本は、誰だって一番嫌なこと言われると感情的になるし冷静さをかくのでそこを攻めるはず。逆に当たり障りのない話をしても響きません。人は会いたい人に会うし会いたくない人には無理してまで会いません。

今回の首脳会談に筋書きあるならば、昨年末のトランプタワーでの私的な面会で書かれたものではないかと。これだけの大国同士がガチンコでやってるとしたらあまりに大胆すぎます。

米国にとって一番嫌な事とは、日露が仲良くなる事。よもや日露平和条約締結するんじゃないだろうね。という意味から為替や経済で揺さぶってきてるのではないか。

だとすると総理は、事あるごとに日露平和条約と言い続けるべきです。

ビジネスで極めた大統領は、次は世界の秩序や歴史に関心があるはず。大統領はビジネスマンとの評は過少評価かもしれません。むしろ筋金入りの外交官と思った方がいいかもしれません。

仮に尖閣で日中が仲良く手打ちしたら、米軍は嘉手納基地に駐留する理由を失います。だからこそ、尖閣は米国が守りますと言って中国を牽制したのではなく、沖縄基地の永久的な駐留を宣言したと受け止めるべきです。

そのくらい、戦後70年余、北方領土や竹島、尖閣は日本の琴線に触れる課題なのに米国は解決に向けて助け舟を出さなかった歴史の事実を忘れてはなりません。

今後も当分続くはずの様々なトランプ大統領の発言に、一呼吸おいて政治も対処しなければなりません。