ヤマト運輸と景気 | 不動修太郎の「ニュース報道の裏側」

ヤマト運輸と景気

 
宅配便最大手のヤマト運輸を傘下に持つヤマトホールディングスが
2018年度のグループ新卒採用計画は、
インターネット通販商品の配達急増で深刻化している
人手不足の解消を急ぎ、高卒者を425人から
約600人に増やす予定だそうです。
昔から運輸業界は、運賃を安くする競争に陥り勝ちなので、
過当競争にならないように免許、許可制度を採っていました。
とはいえ、昨今は価格競争、顧客の取り込み合戦が
激化しています。
 ヤマトなどの運輸業は、景気の先行指標です。
運輸業の業績が上向けば、景気が良くなるとされて
います。昨今はかなりの人手不足になって初めて
雇用を増やす企業が多いのです。

 さて私の自宅の近くの本屋が閉店しました。個人経営の本屋さんはどんどん
少なくなってしまっていますね。手元にデータがありませんが、日本では
コンビニは、飽和状態でしょうね。私自身の仕事に直結する専門書については
内容を確認してから買いたいですし、それに加えて、最近売れている本を見たいので、
私は本屋に足を運ぶことが多いです。専門書を扱う本屋さんは、オフィス街の
近くの大きなターミナル駅の周辺にありますが、それらも数が減っているように
思えます。
 
 さて、テレビニュースなどの報道を見ているとネット通販が送料を
無料にしたことが、ヤマト運輸などの業務を増やした原因であるかのように
報道しています。
確かに最近のネット通販は見かけ上、送料を無料にしている業者が多いです。
ただそれはあくまでも見かけ上の話で、通販業者がお客さんの注文を増やすために
送料分を負担しているだけでしょうね。