高額紙幣が発行されると | 不動修太郎の「ニュース報道の裏側」

高額紙幣が発行されると

 
「Always3丁目の夕日」という映画がありましたね。
第一作は、東京タワーが建設中の昭和33年が舞台でした。
そして続編は東京タワーが完成した昭和34年の
設定でした。
 日本で初めて1万円札が発行されたのは
昭和33年でした。その前から日本の高度経済成長の
真っ只中であり、その頃は平均給与が
どんどん上がっていましたが、物価は、
「狂乱物価」と呼ばれたように
がんがん上がっていました。当時の
物価上昇幅を調べてみましたが、年平均で
10%を超えるインフレでした。
 皆様よくご存知のように、日本の紙幣の
最高額は未だに1万円です。
昭和40年代、50年代に大蔵省(のちの
財務省)と日銀が繰り返し発言していたのは、
1万円を超える高額紙幣を発行するとインフレを
助長するので、5万円とか10万円紙幣は
発行しません、と言っていました。
 高額紙幣を発行すればインフレになるのであれば、
今こそ高額紙幣を発行すべきでしょう。
当局の本音は日本の紙幣の種類を増やすと偽札が作られる恐れが
大きくなるので困るという事でしょう。
 その当時は私は、小学生でしたが、その頃から
当局とマスコミの発言には疑問を持っていました。
 
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