サブプライム問題のコメント | 不動修太郎の「ニュース報道の裏側」

サブプライム問題のコメント

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日銀・水野委員「サブプライム問題、金融機関の対応進んでいる」
 日銀の水野温氏審議委員は30日午後、甲府市内の記者会見で
信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に関して
「金融機関の対応は進みつつある」との認識を示した。
サブプライム問題は「市場参加者の疑心暗鬼を誘ったことで、
広がりを見せている」としながらも、「金融機関は風評の悪化に
歯止めをかけるために情報開示を積極化しているほか、
傘下のファンドへ資金を追加投入するなど可能な範囲での対応をしている」と述べた。

 日本経済への影響については「日本発の問題ではなく、
短期金融市場は混乱していない」ことなどを挙げ「直接の影響はない」と強調。「欧米対比で日本の株式相場の下落幅が大きい状況はいつまでも続かない」と予想した。円相場の急騰についても「これまで低金利を背景に
(低金利の円を借りて高金利通貨などで運用する)『円キャリー取引』が
続いてきたこともあり、いずれ落ち着くのではないか」との判断を示した。
〔NQN〕(15:47)

水野委員は日銀で総裁ともども政策金利を決めるお方で、
委員の中でもとりわけ英会話が堪能なので、欧米の金融当局と
太いパイプを持っています。昨年から日本は金利をあげるぞ、などと
いうメッセージを海外に出してました。そのためかどうかはわかりませんが、今回の日本の政策金利の据え置きは腹に据えかねるものがあるようです。

今回のコメントについては私は全文を読んでいません。
でもこういうコメントをお出しになるのであれば 数字の根拠を示して欲しいです。
 サブプライムというのはアメリカの消費者金融のような機関です。
アメリカではここ数年、不動産の価格が上向いていたので、
不動産の担保がある人にはどんどんお金を貸していました。
ですから不動産の価格が下がると、あっと言う間に焦げ付きます。
また当初、2,3年は利子が低いのですが、その期間で返せないと
なると金利が急に上がる特色があります。日本でも同じなんですが、
こういう金融ローンは貸し倒れを見込んだ経営をしていますので、アメリカの景気がいいのであれば急に倒産することは無い筈なんです。
ですからアメリカのサブプライムローン各社は相当の無理をして
危ない所に貸し付けていると見るのが自然です。アメリカの金融当局は
貸し倒れ額を発表してません。そりゃそうです。サブプライム貸し出し会社が危ないとわかれば、銀行その他の金融機関が貸し剥がしをしますから、その会社は破綻することが目に見えています。だから、サブプライムの不良債権はいくらたっても明らかにならないのですよ。