今週の新婦人しんぶん。
[無期転換ルール4月スタート]
しかしこれが手放しで喜べる制度でない。
無期雇用≠(イコールではない)正社員。賃金体制、一時金や退職金が無いことは変わらないのだ。
そして企業側は様々な方法で回避しようとするかもしれない。
例えば契約期間が5年を超えないように契約を打ち切る「雇止め」。『無期転換逃れを目的とした雇止めは合理的理由がなく労働契約法19条で違法となる』と同しんぶんの2面にありますが、「能力不足」と打たれたら一人では泣き寝入りするしかない。
他には勤務地や勤務時間などを制限した「限定正社員」への転換を提示されることも考えられる。
有期雇用社員を正社員化した場合、一人につき数十万円の助成金が会社に支給される。ユニクロや日本郵政等がこの制度を取り入れていますが、転勤が無いことや、役職登用もない事などを条件としていて賃金は従来の正社員をかなり下回る。ベースアップもほぼ無い場合が多い。
雇われる側も知恵をつけて、労働組合などと力をつけていくことがどんどん必要となってくる。