収穫後、
デコにうっすらと緑色が残る状態で
追熟を開始しました。
新聞紙にくるんで
ジップロックへ入れて保存(室温5~15℃)
ジップロックの内側に水滴がついており
包んでいた新聞紙もしっとり濡れていました。
実に傷みや腐れなどはありませんでした。
内部の湿度は高そうです。
採取部位:中間、有葉果(葉数7枚)
有葉果枝長(果梗長):12cm
果梗径:4mm
幅:6.5㎝
高さ:6.7cm
重さ:142g(追熟前)→140g(追熟後)
糖度(Brix):13度
外の皮の緑~黄色が
黄色~オレンジへと色づいています。
外の皮の少し濃いめの
オレンジ色の部分は
少し張りがなくなっていました。
香りや瑞々しさはさほど変わりありませんが、
味がぼやけて薄くなったような気がします。
綺麗に色づいたので見た目が向上しましたが
味がぼやけてしまって
追熟する必要性を感じませんでした。
収穫時に酸味が気にならないなら
追熟しないで食べてしまった方が
良いような気がします。
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栽培方法の相違が
樹成り熟成‘不知火’の品質におよぼす影響
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201802253786422857
>不知火は接木や追熟を行うよりも,
>苗木から栽培し,樹上で
>完熟させることで
>高品質果実が得られると考えられた。
寒波で早めに収穫せざるをえない
場合などを除いて
なるべく樹上で完熟させる方が
品質がよくなりそうですね。
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不知火(デコポン)の収穫・予措・貯蔵
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00323125/3_23125_19_saganokaju200912_tyozou.pdf
ページ2~3
>予措は果皮を強くし貯蔵性を高め、
>果実品質の低下を防止するための
>重要な管理です。
>短 期の貯蔵で出荷が可能な果実は
>5%程度の減量歩合を目安に
>予措を実施します。
>次の3点に注意 してください。
>①急激な予措は
>果皮障害の発生を助長するので、
>2~3週間かけてゆっくりおこなう。
> ②15℃以上の高温下では
>こはん症の発生が見られる
>(特に露地栽培された果実)ので、
>風通しが良く
>直射日光の当たらない場所で行う。
>③果実の傷みを少なくするため、
>平コンテナでは1段、
>深コンテナでも2段積みまで とする。
>デコポンは清見とポンカンを
>親にしていますので、
>貯蔵の条件はそれらと
>ほぼ同程度で温 度は5℃前後で、
>湿度は85~90%くらいです。
>短期貯蔵の場合は新聞紙個装で
>果実の萎 凋を防止しますが
追熟の手順はまず
①予措(よそ)を行って
5%程度の減量歩合を目安に
果皮の水分を適度に飛ばしてから
②5℃前後、
湿度は85~90%くらいで貯蔵する。
ことになるんでしょうか。
142g(追熟前)→140g(追熟後)だったから
1.4%しか重量が減っていません。
ジップロックで密封してたから
湿度が高すぎて水分が飛ばず、
重量が減らなかったのでしょう。
ページ2
>4.高温処理技術による減酸促進
>収穫後の果実を高温(35 度)・
>高湿(ほぼ 100%)の条件に
>3 日間程度遭遇させ ることで
>短期間に減酸を促進させる技術です
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上が追熟前、下が追熟後
緑色~黄色がオレンジ色へ変化しています。
上が追熟前、下が追熟後
上が追熟前、下が追熟後
上が追熟前、下が追熟後
果肉の色がより一層オレンジ色に変化しているようです。
瑞々しさはさほど変わっていないように感じます
外の皮は普通の厚さです。
(再生時間:2分12秒)
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