その日の昼休み

担任教師(バスケ部顧問)と 口論になった

週末の 練習試合の相手で

オレの言い分は「いつも格下の弱い学校とばっかり 練習試合してても 仕方ない たまには格上の学校と試合させてくださいよ!!」だった

なぜなら
2年生の代になり オレは1年生ながらレギュラーだったから
当時の性格上 格下相手になると どうしても 手抜きをしてしまう そんなプレイヤーだったから…

ん??(゜∀゜?)今も変わらないけどwww



そんな ムシャクシャした状態だったから

その日の 放課後練習はバックレて

「ゲーセンでも寄って帰ろー」的な ノリだった‥


放課後になり
チャリに乗り 校門を出てタバコをくわえようとしたら
「刹那く~ん 部活は??」と
校門前の道の反対側のバス停から
引退した 3年生マネージャー(1つ前のブログのマネージャー)に呼び止められた‥


「昼休みに先生と喧嘩したからサボリッス」と答えた‥



そしたらマネージャーが 「ちょうどよかった!送ってって」と‥

当時 硬派を気取ってたオレは「イヤイヤ 逆方向だし そもそも彼氏さんは?」 と言い返した‥




ここで 少々 説明を‥

マネージャーは 1つ上の卒業生(車持ち)と付き合ってて ほぼ毎日 登下校は送り迎え バス停に 居るのが 先ずおかしい
次に
ちょうど その時は 体育の授業中に 足首捻挫でチャリには乗れない‥

と まぁ そんな感じなんですけど



マ「今日は彼氏は 出張で明後日まで群馬にいないんだぁ~ 朝はお母さんが送ってくれたけど 帰りはバスだし バスが来るまで 20分ぐらいあるし 20分あれば 自転車でも家に着いちゃうなぁ…」

刹「でも チャリ2ケツで 彼氏さんに後々バレたら こえ~し‥」

マ「群馬にいないんだから平気」

刹「誰かに見られてチクられたら‥」

マ「ちゃんと アタシが言うから大丈夫」


そんなやりとりをして
断れない雰囲気で

渋々「はいわかりました」と言って

チャリに荷台が付いてないから カバンからステップを出して チャリに装着


刹「どうぞ」と言って
マネージャーがオレの両肩に手をかけて 立ち乗りした

マ「そこ右 次左」と言って
自宅まで半分ぐらいにさしかかった辺りで
見事に 夕立がやってきた‥

雨が降り出し
人目に付かないように 田んぼ道を走ってたから 雨宿りする場所もなく
ビニール傘をさそうとしたオレ

マネージャーが「傘 アタシがさすから貸して」と
2ケツの傘さし運転は 流石にオレも危険かと 思ったし
「お願いします」と言った


そして 傘をさしてくれたマネージャーが 「これなら2人とも濡れない」と
両腕をオレの首に巻き付けて 後ろから抱きつかれるような形で 進んだ‥
まぁ 結局は オレの下半身は ずぶ濡れですけどね


背中で感じる マネージャーの温もり 夏休み明けのまだ蒸し暑いような陽気の中 いくら雨が降ってようとも 背中も汗でびっしょり

でも みんなに優しい あのマネージャーが 背中に張り付いてるかと思うと
なんとも言えない 優越感に浸っていた‥‥‥


刹「あのまま バスで帰ってれば こんなんにならなかったですよね」

マ「ごめんね まさか雨が降ってくるなんてね…」
やっぱり優しい…
刹「イヤ そ~ゆ意味じゃなくて ○○先輩が 濡れちゃったから」

マ「アタシは いいけど‥」 と 言って
どことなく 首に回ってた腕の力が 強くなったように感じた‥



そしてマネージャーの家に到着‥

と同時に マネージャーのお母さんも帰宅‥

なんか 気・ま・ず・い‥

マ「1年生のバスケ部の刹那君」

エッ( ̄○ ̄;)紹介されちまった

マ「送ってもらっちゃった」

母「あら 可哀想に ずぶ濡れじゃない 雨が止むまで 寄ってってもらいなさい」

マ「は~い」


( ̄○ ̄;)は~い じゃねぇだろ!!
寄ってって もねぇだろ!!

刹「いや 大丈夫ッス すぐ帰ります!」


母「雨降ってて危ないし 夕立だから すぐ止むわよ~」 って
優しい娘の母親も
やっぱり優しい( ̄∀ ̄)

ってことで マネージャーの家に 上がり込むことに・・・



つづく…