海洋の温暖化が進めばハリケーンなどの勢力が強まり、猛暑や豪雨といった異常気象は過酷化する。 既にサンゴ礁には影響が出始めており、オーストラリアのグレートバリアリーフは7回目となる白化現象が確認された。




モンゴルが半世紀ぶりの過酷な寒波に襲われ、死んだ家畜などの動物が470万頭を超えている。国際赤十字連盟(IFRC)は何千人もの人たちの生活や食料供給が脅かされていると訴えた。


国連によると、昨年の夏は雨に恵まれたものの、11月初旬に気温が急激に下がって例年より早く雪が降り、その後急激な気温の上昇で雪が解けた。続いて長引く寒波が到来し、所によっては氷点下40度を記録した。 このため牧草が育たず家畜が冬に備えて十分な餌を食べることも、遊牧民が干し草を蓄えることもできなかった。 モンゴルは今、深い雪のために家畜が牧草に届かない「白い」ゾドと、大地が凍結して牧草地が氷原のように見える「鉄の」ゾドに同時に見舞われている。