年間250個のブランドバイイング、毎年20%を交換
セレクトショップ固有の提案機能、30~50代のファン層を構築


サムスン物産ファッション部門(部門長イ·ジュンソ)の編集ショップ「ビーカー」が国内唯一のメガ編集ショップになった。 「ビーカー」は2012年のローンチ以後、2016年から売上が毎年二桁以上成長した。 2019年には黒字転換に成功し、2020年には1,000億ウォンを突破した。 その後、パンデミック期間中に急成長し、昨年2,000億ウォンを達成、店舗43ヵ所とSSFショップで収めた成果だ。

これは国内のセレクトショップの中で独歩的な結果だ。 大型流通会社のデパートが事実上のセレクトショップの役割をしてきた国内市場で、2,000億ウォンの売上に黒字転換まで達成したセレクトショップの事例は以前までなかった。 サムスンファッションでは「ビーンポール」、「エイトセカンズ」に続き3番目に売上額が大きいブランドになり、昨年はチームから事業部に格上げされることまでした。

ここには10年以上ブランドをインキュベーティングした点、核心デパート·アウトレットと街頭流通網拡大、自社モールSSFショップとPBの活用などが功を奏した。 一昨年からはファッション、ライフスタイルを越えて文化全般に拡張するという意味を盛り込んだ「カルチャー·ブレンディング·ユニオン(Culture Blending Union)」をBIにして、はっきりとしたアイデンティティを披露したのも一役買った。

ブランドインキュベーターの役割は年間250余りのブランドをバイイングし、そのうちブランドの15~20%を交換する過程を通じて遂行している。 これを通じて市場の可能性を見てブランドを選別し、30~50代の高関与ファッション消費者のファンダムを育てた。

「ビーカー」側はセレクトショップがファンダムを積むためには「バイヤーがショッピングではなくバイイングをしなければならない」ということを強調する。 バイヤーの好みだけが入った商品は、市場からそっぽを向かれやすいという指摘だ。

現在、海外の代表ブランドは「オラリ」、「ダントン」、「R13」、「ナナミカ」、「ヘリル」、「コモリ」、「ニリロタン」、「テクラ」などが挙げられる。 国内は「モイフ」、「ファサードパターン」、「ユース」、「アモーメント」、「サンサンギア」などがある。 売上比重は海外ブランドが90%以上、国内ブランドは10%未満だ。

このように発掘されたブランドはデパート、アウトレット売り場とフラッグシップ、SSFショップに配置される。 国内ブランドはフラッグシップとSSFショップで構成される。

デパート、アウトレット売場は新世界江南(カンナム)、現代(ヒョンデ)貿易センター、ロッテ本店、新世界プレミアムアウトレット驪州(ヨジュ)など40店を運営している。 消費力を備えた顧客が多い事実上、すべての大型流通店に入店が完了した状態だ。

フラッグシップは漢南、清潭、聖水など3ヵ所で、ファッションに敏感な消費者が訪問するところにオープンし、アイデンティティを強調できるようにした。

自社モールのSSFショップは、オンライン専用PB商品の一部を除いて、オフラインと同じ商品や価格帯で信頼度を高めた。 年齢層、客単価などに区分されていたオフラインとオンライン消費の境界はもう崩れたという判断だ。 現在、SSFショップの売上比重は27~28%を記録している。

「ビーカー」はこのような過程を通じて独立売り場を出すほどボリュームが大きくなった輸入ブランドまで作り出した。 「メゾンキツネ」、「アーミー」、「スタジオニコルソン」、「ガーニー」など現在のサムスンファッションを代表する新規輸入ブランドがその例だ。

最後にPB「ビーカーオリジナル」も注目される。 現在、売上比重20%を占める「ビーカーオリジナル」はアウターからインナーまで人気を集めている。 バイイングブランドと似合う品質とデザインを大幅に引き上げたのが的中した。 エッセンシャルラインは基本物、その他はワークウェアなどシーズントレンドを積極的に反映したコンテンポラリーブランドとして育成している。

 

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