今年は日曜日の結婚記念日だったから、
いつもはお店で食事だけのところを
気になっていたちひろ美術館にも行った。
ちょうど開催されていた世界の絵本作家の原画展と、
手入れされすぎない中庭をいろどる親しみ深い植物たち。
実際行ってみて分かったけど、雨の日のデートとしては
一番うってつけの場所だった。
夫は数ある一画家の美術館として鑑賞していたみたいだけど、
私は幼い頃から親しんでいたこの画家の世界に浸っているうちに
彼女の境遇や綴られた気持ちが、自分ととても似ていることに
気づき、突然自分のとるべき道までもが見えてしまった。
やっぱり私には絵が必要なんだ。
そして、今の忙しい日々がどれだけ自分の幸福時代なのかも
はっきり認識した。
幸せは、独り占めしていてはいけない。
もっと頑張らなければ。