知多郡美浜町で注文住宅の地鎮祭でした。

かなりの風吹いた地鎮祭でした。神主さんは強風を予測して三方(神饌をお供えする供物台)に長いおもり貫通させて対応していました。

けれど祭壇が強風でたおれそうになるため祭壇を抑えながらの神事でした。

一生懸命祝詞を奏上している神主さんを見ていて、申し訳ないとは思ったのですが失笑してしまいました。

地鎮祭の由来はいろいろ説がありますが、弥生時代の遺跡からの出土品で地鎮祭が行われていた形跡があるそうです。

文献では持統天皇の時代(7世紀後半)に記録があるそうです。



なんとなく「やらないといけないのかなあ~」と思われる方も多いと思いますが、何千年と日本人に脈々と受け継がれているこの行事は、日本人の大切な行事のように思います。

地鎮祭は正しくは「とこしずめのまつり」と言います。

祝詞(のりと)を奉上(そうじょう)して、新しい場所で平和で暮らせるようにそして土地の守護神に工事が安全に進み無事完成するように祈願します。



また竹を四方に建てて注連縄(しめなわ)張ります。これは神様の降りる場所としてこの空間は清浄な神域とするためです。そして祭壇が神様の降りる場所となります。

神様は神主さんをご覧になって苦笑いしていたと思います。

ではまた!