
イタリアの至宝、天才シェフのクラウディオ・サドレル氏が来日。
まずは先日のミシュランのレセプションの際に直接電話でお祝いメッセージを伝えた、ブルーノ・メナールCHEFのL'OSIERへ。
ブルーノもミラノのサドレルへは奥様と出かけたことがあるそうです。
やはりサドレル氏を尊敬する、マネージャーのリオネルもお出迎え。
彼はマルケージで働いていたことがあり、イタリア語が喋れるし、サドレルシェフはフランス語を話すし。

メニューはCHEFが既に考えてくれていたと言うので、お任せ。
ワインもデグスタシォンでソムリエにお任せしてみました。
まずはこちら。
ロオジェおいでになってる方にはお馴染みですよね。

続いて、青魚を繊細に仕上げたこちら、
晴れた日だったのでこの夏のようなプレゼンテーションも良かったです。

ただ私は、甘い柑橘系みたいなお料理が余り好みで無いので、感激の一皿ではなかったかな。
ご覧の通り、美しい仕上がりはロオジェならでは。
こちらは、目の前で仕上げられます。



出来上がり。
甲殻類のジュが生きた、これも冷たい前菜。
コリアンダーが入ってた・・・実は苦手なのです。
さあ続いてお魚。

これは美味しかった。
紫芋だけじゃなく、小豆を使ってるの。
ここまでは、シャンパーニュ、そして二種類の白で来ました。
お肉は千葉のBOEUF、これも良く出来ていました。

季節の茸類とで、シンプルに。
いつもCINDYを担当してくれるソムリエ氏が、素晴らしいワインを合わせてくれました!
VINTAGEご覧になってみて!

色も香りも、枯れ感があって、だけどとても魅力を放っていて。
お待ちかね!


私はソーテルヌとか甘いワインを飲まないので、これら赤をお持ちくださいました。
一つ選んで、他先ほどの'78のものが美味しかったのでアンコール。

色の違いなども確かめつつ楽しく頂いて。
デセール。
お馴染み、特注なんですよね、このヨーグルトの瓶風の器。

ロオジェは資生堂のレストラン、予算は一般の街場の店のように気にしないで済むから、普通のシェフからしたら夢のようでしょうね。
そういえば今回、席に着いたときに出迎えてくれる化粧皿がプラチナの縁取りと大きなロゴ入りの新しいものになっていて、だいぶ前にオーダーしたものが最近やっと届いたんだとブルーノが説明してくれました。

このグランでセールの後、この日は珍しく私はシャリオのお菓子を頂かず!
シンジラレナーイ。
でも少しだけお土産にして頂きました。

マネージャーのリオネルによれば、去年の最初のミシュランガイドが出た直後のような、問い合わせ電話殺到!みたいな大大混乱は、今年は起きてないそう。
とは言ったって、連日満席なのは変わりありません、本当に予約の取れない店。
仕上がりの完成度、それに小菓子のシャリオの秀逸さ。
キャンディショップのワゴンみたいなサービスは、パリのデュカスで有名になったけど、私はロオジェのほうが今は遥かに上だと思います。
今年モナコでルイ・キャーンズでディナーした際にも、そう感じました。
女性に限らず、甘いもの好きにとっては大きな魅力ですよね。

さて翌日我々は、ブルーノCHEFと数十年前にフランスの或る店で一緒に働いていた、と言う、これまた見事星を獲得したCHEFのフレンチへと出かけたのであります。
<続く>