ときめく空き家活用 | 板橋の福祉コミュニティ安心して暮らせる仲間つくり

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最っ高に平穏な日常を送ると決めた。自分を満たし、自分の気持ちを無視しないこと、自分の在りたい姿でいること。それが私にとっての「最高の平穏」。絶賛「自分満たし」を実行中です。病院の作業療法士+コミュニティスペースを運営するNPOで活動しています。

先日、ご縁あって

NPOの仲間と空き家の掃除をしてきました。

家主様のご家族も一緒に。

 



もう1年以上誰も住んでいない家。

 

でも、

その家には40年以上の思い出が

詰まっていました。

 

 

掃除をしていくと

そこにはたくさんの「モノ」「モノ」「モノ」…

 

 

未開封の服や下着、タオル、食器…

本、折紙、空き箱…。

しゃれたお盆、レシピの本、

入学式できたであろう子供用のスーツ…。

 

たくさんの想いに触れました。

 

 

昭和初期。

 

「モノを大事にすること」

「モノを所有すること」

 

それが「豊かさ」の象徴だった時代。

 

 

(私のおばあちゃんも96歳になるけれど、

実家の6つある大きなタンスはパンパンだ。

 

もう何がどこに入っているのかもわからない。

もう絶対に着ることのないものがたくさん入っている。

 

でも、自分では捨てられないという。

それが自分にとっての価値だったから。

 

他の人にとっては不用品でも、

おばあちゃんにとっては

そこに「在る」だけで価値がある。

 

 

未開封のものがあるのに、

いつもほころびを直して

着ていたのを思い出した。

 

その未開封のものは

結局誰にも開けられずに

終わるのだけれど。

 

なんとなくだけど

そこに謙虚さを感じてしまう。)

 

 


 

そのおうちには

「家族への想い」と「愛」が

詰まっていました。

 

 

その宝物のような「器」に

これからまたたくさんの花が咲くように。

 

 

地域の方々の笑顔が集まる

新たな交流拠点にしていくために。

 

 

「今この瞬間」と

「受け継がれたもの」を

融合した居場所を

つくれたらいいなと思います。