先日は、苺capsule結成1周年記念ライブ「いちごきねんび」、沢山の方にご来場頂き、本当にありがとうございました!
無事1周年という節目を迎えることができ、感謝の気持で一杯です。
主催ライブの中でも群を抜く数のお客様にお越しいただき、当日どたばたではありましたが、1年の集大成ができたのではないかなと思っております。
そして、このライブをもちまして、苺capsuleは活動を休止致します。
苺capsuleが、どのように歩み、どのように感じ、ここまで来たか。
この記事で、私なりにこの1年を振り返ってみたいと思います。
長くなりますが、お読み頂ければ幸いです。
去年の夏、アイドルという存在に魅力を感じ、「アイドルユニットをつくろう」と決意したのをきっかけに、美雨・結の2人が集まってくれました。
しかしながら当時は全くアイドルライブの知識などなく、0の状態から、曲を選び、歌割りを決め、振付を決め、MCを決め…という手探りの状態でした。
なんとか初ライブまでこぎつけたものの、いちごきねんびのMCでも結が言っていましたが、お客さんは、身内を除いて誰もいませんでした。
そういった決して良いとはいえない状況で、苺capsuleはステージデビューを果たしたのでした。
去年の7月23日のことです。
それから数カ月は、ひたすらライブをこなしていきました。
少しずつステージのつくりかたや盛り上げ方がわかってきたものの、まだまだ未熟…
僕としては、苺capsuleの持ち味は「良い意味でのゆるさ、親しみやすさ」だと思っているのですが、当時は単純にMCが出来ていなかったように感じます笑
そんな折、10月頃、川崎クラブチッタ出演のお話が舞い込んできました。
これには僕を含め3人ともびっくりで、興奮して2人に出演決定の連絡をした記憶があります。
クラブチッタには当然出演ノルマ(目標集客数)もありましたので、「絶対に成功させてやる」という思いで、本番までの3ヶ月、必死にライブ活動をこなし、練習しました。
しかしながら自分たちのことを見に来てくれるお客さんはなかなか増えず、苦い思いをしたのを覚えています。
(この話をすると結に怒られそうですが笑、去年12月の結の生誕ライブ、来て下さったお客さんは4人だけでした)
そしてそんな中迎えた、クラブチッタ本番。
ステージのあまりの広さに戸惑いながらも、なんとか無事ステージを終えることができました。
頑張った甲斐あってか、出演ノルマも達成することが出来ました。
今年1月24日、初ステージからおよそ6ヶ月後のことです。
クラブチッタのMCでも発表させていただきましたが、この時点で初主催ライブ「いちごのじかん」を開催することが決定していました。
場所は池袋RUIDO K3。
僕たちのあこがれの場所でした。
出演させて頂くだけで嬉しいのに、まさか自分たちが主催をするとは、到底信じられませんでした。
お客さん誰も来てくれないんじゃないかという不安と闘いながら、「やるからには絶対盛り上げる」と決意し、必死に練習。
快く出演してくださる方も集まり、なんとか無事開催まで辿り着きました。
当日は初の生バンドも披露。
今年メジャーデビューが決まったバス★ロビのギターu.gさんなど豪華なメンバーをお迎えしてのステージでした。
通常アイドルライブは1組の出演時間が15分というのが標準ですが、主催ということで、アンコール含めて1時間ほどのステージをやらせて頂きました。
3月15日のことです。
平日にもかかわらずたくさんの方が応援にきてくださるのを見て感激したのを覚えています。
僕としては、この時の長時間のステージが、その後の大きな糧になったのではないかと思っています。
さて、ここまで書くと良いことばかりのように思えますが、決してそんなことはありませんでした。
4月付近から、渋谷DESEOなど、僕たちのレベルではなかなか出演できないライブハウスに、ありがたいことに出演させて頂ける機会が多くなりました。
しかし、上級アイドルさんとのレベルの差は凄まじく、出演するたびに、3人とも心を打ち砕かれるほどショックを受けて帰ってきました。
自分たちがどんなに練習しようとも、越えられない壁がある。
そう感じました。
また、美雨・結2人とも新学年になり、今までより学業が忙しくなってしまい、なかなか2人一緒にステージに立つことがスケジュール上難しくなってしまいました。
2人揃ってこその苺capsuleだと思いますし、忙しく曲の練習をする時間すらもなかなか取れないという状況が続きました。
3人の結束が、離れそうになったのも事実です。
私たちは、どうするべきなのか?
このまま中途半端なパフォーマンスを続けていては何より来てくださるお客様に申し訳ないし、学業が落ち着き2人が全力でステージに情熱を注げるようにならないと、この先の壁は超えられないし、成長できないだろう。
そういった結論に辿り着いた私たちが出した答えが、「活動休止」でした。
解散するわけではありません。
しかしながら、今の私たちには、時間が必要なのです。
結も8月から中国に留学に行ってしまいますし、活動休止をするタイミングは今しかありませんでした。
この決断を下した時、すでに「いちごきねんび」の開催は決まっていたので、そこに全ての力を注ごう、と決意しました。
そして迎えた本番当日。
全9曲、衣装チェンジ4回と、惜しみなく今までの1年間を出し切りました。
出演者様も素晴らしい方ばかりでした。
初主催の池袋RUIDOよりもキャパがかなり大きくなりましたが、たくさんのお客様で埋まり、本当に感謝の気持ちで一杯です。
2人もMCで言っていましたが、私たちがここまで来れたのは、応援してくださる皆様あってこそなのです。
皆様がいなければ、ここまで続けることはできませんでした。
皆様に、ステージを通して、笑顔になって頂けたなら、僕たちにとってこんなに嬉しいことはありません。
本当に、本当に、ありがとうございました。
何度感謝しても足りません。
またいつか、必ず戻ってきます。
またステージでお会いできる日が、早く来ますように。

7月15日
スタッフ
