ルドルフ・ブッフビンダー ピアノ・リサイタル | ♡ ゜* メロンのおもいでのーと * ゜♡

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プライベートな内容が多いため、アメンバー記事にしています。



2017年9月18日(月・祝)は、台風の影響により延期された、ルドルフ・ブッフビンダー ピアノ・リサイタルに出かけました。14:00開演、いずみホールです。


プログラム
モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲  きらきら星変奏曲 K.265
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 op.57《熱情》
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960



ずっと前から聴いてみたいと思っていた、ブッフビンダーのリサイタル。
でも、今まで関西公演がなくて…。



なので、いずみホールで開催されると知って、このコンサートを聴きたいがために、いずみホールフレンズに入会したんです(*´▽`*)



いつもは演奏者の姿を見るよりも、音楽を聴ける席を取るのですが、今回は前から5列目のほぼ中央。音楽を聴くだけでなく、手の使い方やペダリングにも注視しました。



ブッフビンダーは、曲に取り組む際に、原典版だけでなく、自筆譜や初版譜などから楽曲を徹底的に分析して、作曲家の意図したことを追及するそうです。



piano+.モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲  きらきら星変奏曲 K.265
私も弾けるこの曲、でもプロはやっぱり違う〜。今まで気づいてなかった内声のライン取りなど、素晴らしい!!
また、単純そうなバリエーションでは、表情筋を使うことで音色に変化をつけておられました(^^*)



piano+.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 op.57《熱情》
まるでオーケストラを聴いているような感覚。
ベートーヴェンらしい力強さはありながらも気品があり、曲のライン取りの聴かせ方にも工夫があって、それが全て自然に聴こえました。
私はあんな風には弾けないわ(ฅ´﹏`ฅ)
スケールの大きな演奏、やはり巨匠の演奏だと思いました。



piano+.シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
叙情的で美しかった(*´◡︎`​*)
やはりこちらもオーケストラを聴いているような感覚に。
時々チラッとベートーヴェンが脳裏に浮かんでくるのは、シューベルトはベートーヴェンを尊敬していたからかな。でも、演奏はベートーヴェンとは異なる響きでシューベルトの世界でした。
終楽章は速いテンポでしたが、違和感もなく長大なソナタを上手くまとめられていました。


アンコールのシューベルト。冒頭のあの軽やかな音♡♡自由気ままに飛んでいく音の翼って感じ。



ヨハン・シュトラウス2世の超絶技巧編曲ものは、古き良きウィーンって感じの洒落た演奏で、華麗な指さばきには圧倒されました。



ブッフビンダーの演奏は端正で洗練されていました。無駄なパフォーマンスは一切なしの正統派。やはり楽譜に忠実に、作曲家の意図したことを表現されていたのだと思います。



ホールの中は上質な美音で満たされて、異空間にいるみたいで、幸せな時間を過ごせました(*˘︶˘*).。.:*♡