合格体験記2023・その9.01 | 渋谷美術学院、代表のひとりごと

渋谷美術学院、代表のひとりごと

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合格体験記2023・その9

 

Hさん 千葉県立幕張総合高等学校

 

全受験学科合格!

武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 

多摩美術大学  グラフィックデザイン学科 メディア芸術コース 統合デザイン学科

 

 

美大の受験勉強を始めたのは高校三年生の夏でした。

地元の予備校に通い、ただひたすらに絵を描いていました。

元々要領の悪い私はなかなか伸びず、結果は全落ち。

 

正直この結果は自分でも予想していたので

特に落ち込むことはなくこの先どうするかを考えていました。

 

心機一転予備校を変えることを決意。

いろいろ調べてみたところ

渋谷美術学院のホームページに辿り着きました。

そこにはどこの予備校でも見たことないようなかっこいい作品の数々。

気づいたら面談をしたいという旨の連絡を入れていました。

 

面談の日、扉を開けると

壁に貼られた沢山の作品が目に飛び込んできました。

ホームページで見た時より

生で見た方が何倍も迫力がありました。

仕事が丁寧なのはもちろん、

グラデーションの圧倒的な色数、独特な色遣い、

当時の私には理解しきれないような抽象表現、

curiosity eggなどの不思議なタイポ、

完璧な間合い、どれもこれも新鮮で圧倒的で。

予備校は面談を何件か回ってから決めようと思っていましたが

渋美に即決していました。

受験云々より「私もこんな作品を描きたい」という気持ちが大きかったと思います。

 

 

授業が始まってからはハイコンやトーンチャート、色ラボなどをやりました。

今まで知らなかった知識や技術などを知れて

プロとしての作品創りを学べてる気がして毎日が楽しかったです。

そのおかげもあってか少しずつですが

伸びていることを自分でも実感していました。

毎日自分が描いた作品を見返して、ここが良くなったとか

逆にここはまだダメなままだなとか、分析するのがとても楽しかったです。

 

こうして冬期講習に入る時、ここで私には大きな悩みが出来ていました。

それは受験に向けて私はどんなデッサンを目指すか、

どんなデザインを武器にしていくのか、です。

冬期講習に入り受験を実感した私はそのことをずっと考えていました。

今まで描いた作品の中で使える表現ないかなとか、

本を読んでみたりとか、色々試してるうちにデザインで120点が出たんです。

初めて参考作品になりました。

自分でも好きな作品だったので

これだ!、と思いました。

デッサンもある程度方向性は決まってきて、

良い感じに入直に入りました。

 

正直、入直で私は急成長したと思います。

特にデッサンは先生の加筆を見て

一気に解像度が上がったなと感じています。

これまで私はハイコンが綺麗なだけの

描き込み(特に光側の描き込み)が甘いデッサンだったのですが

先生の加筆を見て手ってこんなにも描き込めるんだ、

光の世界側にも、こんなに皮膚の凹凸があるんだと実感し、

そこからデッサンの解像度がぐんと上がりました。

 

ちょうど描き込みについて悩んでた時期でもあったので

あの時加筆が見れて本当によかったなと思っています。

 

デザインが伸びたのは、先生に色々質問し始めてからだと思います。

 

質問、、、?

今更、、、?と

思うかも知れませんが笑

私は元々先生に何かを質問するのが苦手で

今までずっと自分で悩んで考えて自己解決してる人間でした。

 

でも入直になって自分の脳では処理し切れなくなって

勇気を出して先生に相談してみたら、

こうしたら良いんじゃない?

ここはこうしたら良いと思うよなどと

真摯にアドバイスしてくれたり、

自分じゃ思いつかないような発想、発見があったり、

そのおかげで視野も広がって

良いデザインが描けるようになったんだと思います。

本当に今更ですが笑

先生には感謝してもしきれないです。

こうして悩みもある程度は解決したし、

自分のやるべきことも明確になったし、

入試本番は割と緊張せず普段通りの感じで挑めました。

 

自分色全開の作品を出せたし、

この一年間、渋美で学べてよかったなと改めて思いました。

 

浪人って辛いのかなとなんとなく思っていたけれど、

そんなこともなくむしろ現役の時よりも

楽しく絵を、デザインを

学べた一年でした。

 

本当にありがとうございました。