佐藤晃一展、残り5日! | 渋谷美術学院、代表のひとりごと

渋谷美術学院、代表のひとりごと

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本展ではポスター作品約150点を大きく3つの時期に分け、次のように展示しています。

1F 第1室 近年の作品(2000年-現在)
第2室 初期の作品(1960年代-1980年代)
2F 第3・4室 中期の作品(1980年代-1990年代)

またポスター以外にも、ポスターの印刷指定原稿、雑誌「草月」の表紙、ポストカードや年賀状なども展示しているほか、第1室の奥のスペースで、澤田泰廣本学教授とのトークによる作品解説のビデオもご覧いただけます。
なお受付にて「佐藤晃一のポスター」ほか、いくつかの小冊子や本展のポスターも販売しておりますのでお求めください。





1.「IdcN」1996年/国際デザインセンター/B1/102.9×72.8/オフセット




2.「NEW MUSIC MEDIA」1990年/メイ・コーポレーション/B1/103.0×72.8/オフセット




3.「多摩美術大学博士課程展2011」2011年/多摩美術大学/B1/103.0 x 72.8/オフセット


 





ごあいさつ

 私は来年の3月で多摩美術大学を定年退職となり、その記念の個展を開くことになりました。今まで、あちこちで個展をさせていただきましたが、こんなに広くて立派な空間は初めてです。
 グラフィックデザイナーとして様々な仕事をしてきましたが、子供の頃から「将来はポスターをつくる人になりたい」と思っていましたし、学生たちにも19年間ずっとポスターの課題を出してきましたので、今回も迷わずポスターをメインにしました。
 しかし今日では新しいメディアの進展により、ポスターの身分は低くなる一方のようです。でもポスターには他のメディアにはない特別な力があると私は信じています。そこには単なる「人目を引くお知らせ」を越えた、何か人間にとって、社会にとって貴重なもの、他のものに代えられないポスター固有の「美の広場」のような世界があると思うのです。それは道行く人々が一枚の紙に刷られた図像をチラッと見ることによってかなえられる「現実とアートとの結婚」といってもいいものかも知れません。
 この展覧会が、少しでも「ポスターの広告」になれたらと願っています。

佐藤晃一







佐藤晃一プロフィール

1944年群馬県高崎生まれ。東京藝術大学工芸科ビジュアルデザイン専攻卒業。資生堂宣伝部を経て1971年に独立。
1982-1987年東京藝術大学デザイン科非常勤講師、1995年より多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授。
1985年東京ADC最高賞、1991年毎日デザイン賞、1997年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。海外では1988年ニューヨーク近代美術館ポスター指名コンペ一席をはじめ、ブルノ(チェコ)、ヘルシンキ、ドイツ、ワルシャワ、メキシコ、モスクワ、トゥルナヴァ、ラハティ、コロラド、ソフィア、トヤマなどの各国際ポスターコンペで受賞。ポスターは世界17都市の美術館にコレクションされている。





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残り5日です
お見逃しなく!






山本ヒロキ(孫弟子認定アリ)笑