Q 2010年度は大物ADに実践授業をやってもらおうとしていた、とききましたが
A はい
Q 名前は言えない感じですか?
A そうですねえ
何処かの会長、副会長レベルの方です
というくらいです
Q 実施はされなかったんですよね
A はい
実施していません
むしろ
実施できなかった
といったほうがいいとおもいます
Q それは何故ですか?
A 当初、TDC制作週間の
前か、後か、という感じで
年度始まりの4月にはお願いにいっていました
B1を手描きで描いた後からがいいのか
描く前にモチベーションを上げる体で
お願いするか、とずっと見極めをしていました
でも先程話をしたように
大学生になっても3分の1もついてこられるか
わからないような講義を理解できるまで
本校の生徒が現状、達していないと判断をし、
あまりにも失礼なことになりそうだったので
すみませんでしたと頭を下げて
お断りさせていただきました
Q そうですか、2011年度はどういうお考えですか?
A 一応、やってみたいと思っています
先日承認をしてもらいました
2011年度の方は違う方です
こちらの方も型破りな方なので
そこまでに生徒が育つかどうか・・・・・
育たなければまた出来ません
いつも成長を視てます
自信を持って聴講してもらえるところまで
持ってこられなければ僕の責任です
講義ももちろん普段の僕との信用内で
引き受けていただいている訳だし
Q 去年はトークショーが多かったのはそれもあってですか?
A はい
せめて・・・
という気持ちでやっていました
うちの少ない生徒の為だけに
わざわざお呼び立てするのは申し訳なかったので
トークショーというカタチで
奥村靫正さん/AD/YMO等を手掛ける
中島英樹さん/AD/雑誌CUTや坂本龍一等を手掛ける
澤田泰廣さん/AD/多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授
という豪華メンバーお三方と
本校の生徒自身は無料で聴けるように
前列、特等席を予約して
Q 非常に濃いメンバーですね
A はい
そうですね・・・・
Q それも個展等、山本さんの活動とリンクしていましたね
A はい
背中を見せるということはそういうことだと思います
制作途中の校正なども学院にわざわざ
持ってきてもらって生徒が視ようと思えば
チラチラと見えるようにしてました
放課後、ちょっと残ってる生徒にチラ見せとか・・・
Q なるほど。かなり生徒さんは為になったでしょうね
A わかりません
でもプロのデザイナーと印刷屋さんのやりとり
プロのアーティストと代理店、ギャラリストとのやりとり
そういったものが耳を澄ませば聴こえるように
わざわざ学院の講師室にお呼び立てしてやっておりました
でも結局それなりに育っていったと思うから
何らかの刺激は与えられたと思います
Q それはそうだとおもいますよ!
尖端AD同士のトークを3回も聴講しているのですから
しかも山本さんに教わりつつ
そして制作過程等も視ることができているなんて
A だといいんですけど・・・
Q もっとお話しをお聴きしたいくらいですが
お時間なようですので
非常に興味深いお話しをどうも有難うございました
みなさんの合格を祈っています
A 有難うございました
〆