前回のレビューからちょっと引っかかるところがあって

もう一度少林寺三十六房4Kリマスター(以下少林寺4K)を

見直してみました。

 

何が引っかかったかというと、

以前HDMIの検証をやったときに、

レコーダーではなくAIRBOWのBDプレーヤーで検証したのですが、

そのときの印象と似通った結果になったからです。

 

そのとき、

引きの映像がSONYのBDプレーヤーが、よくない

ぼやけている印象でした。

 

今回のソフトレビューでも同様の印象だったので、

これはプレーヤーの特性なんじゃないかと。

 

それでパナのレコーダーでも

少林寺4Kのソフトの再生をしてみました。

 

そのあとソニーのBDプレーヤーでも同じ場面を見比べてみました。

 

その結果は、

やはり、レコーダーの方は引き映像のとき

ぼやけが抑えられているのに対し、

ソニーの方は明からにぼやけが強く不鮮明でした。

 

ソフトの質というより、

プレーヤーの特性だというのが本当の所だったのだとわかりました。

 

ソニーの方は、

わざと引き映像をぼかすことで

奥行き感を演出しているのだと思います。

それに綺麗な映像をより綺麗に見せるテクニックなのかもしれません。

 

この結果から、

細かい所まで見たい人にはソニーのこのBDプレーヤーは向いていません。

廉価でもパナのレコーダーのほうが細かいところの精細さは勝ります。

 

自分はパナのレコーダーを2台使ってまして、

もう一つのレコーダーは4Kレコーダー、

4T201という機種です。

 

その機種でも少林寺4Kを見てみましたが、

結構いいです。

この機種に使っているケーブルはパナの汎用ケーブル、

オーディオグレードじゃないHDMIケーブルです。

ただ、レコーダーの方で4K60Pのアップコンバートをしてくれる機種です。

質感はのっぺりとした感じですが、

アップコンバートの効果で、

BRZ1000よりくっきりはっきりしている感じで、

わかりやすく高画質感が感じられます。

 

汎用ケーブルでここまで高画質に見えるのなら、

オーディオグレードに替えたら、

ソニーのプレーヤーを越えたとしてもおかしくない感じがします。

 

ソニーのこのBDプレーヤーは4K画質で録画したディスクは再生できません。

4KBDレコーダーなら4K録画ディスクかとか

何層ディスクかどうか心配する必要もなく、

あらゆるディスクメディアを再生できます。

 

もし手頃なBDプレーヤーが手に入らないときが来たら、

4KBDレコーダーを選択肢にいれても全然問題ないと思います。

 

映像の方はこういった結果でしたが、

音質の方の検証はしていません。

 

 

余談ですが、

価格ドットコムのレビュー評価は見ないほうがいいです。

自分みたいに実体験がある程度あるなら的外れの感想かどうか判断できますが、

経験がない人は混乱するだけだと思います。

値段や製品情報だけ参考にするサイトにしたほうがいいです。

製品レビューを聞きたいなら、

少なくてもオーディオ専門ショップの人、専門家の意見を参考にしたほうがいいです。

ただ、全部鵜呑みにしたら痛い目に合います。

自分と他人の感覚は違うし、

本当に感じたことを感想として言っているとも限りません。

あくまで「参考」ということを忘れずに。