HDMIケーブルの比較レビューです。

 

自分はこのレビューを書くにあたり、

YOU TUBEの動画で

HDMIケーブルのインプレッションを

出されている動画を見てみました。

 

そもそもHDMIケーブルに興味を持っている人は少なく、

それも「HDMIで画質が変わるのか」という類の動画ばかりです。

 

その動画をあげているのがオーディオ関連の商売をしている人だったりするので驚きです。

 

また、

価格ドットコムも覗いたりするのですが、

はやり気にかけている人は少ない商品のようで、

クチコミは少ないです。

 

新規にFIBBRのケーブルを使うということなので、

FIBBRの商品ページの評価、クチコミを見てみましたが、

とんでもない吹聴をしている人がいるんですね。

 

間違った固定概念を啓発していて、

せっかくメーカーがいい製品を作ったのが

台無しにされるような、

それこそ、風評被害を受けているのだと思いました。

 

オーディオ全般に言えることですが、

アクセサリー、ケーブル類など

いろいろ音質改善するといわれている商品がありますが、

自分から言わせれば、

いい方に変わるか、悪い方向に変わるかは別として、

何をやっても音は変わります。

 

まずそこが大前提です。

 

アナログだから、デジタルだから、

安いから、高いから。

色々うんちくを並べて変わらないという人は、

信用できません。

 

もし、本当にそう思ったのなら、

その人に些細な変化を感じる能力が備わっていないのだと思います。

 

何も変化が起きないものをわざわざ商品化しません。

(無名のメーカーならわかりませんが。)

 

以下にレビューを書いていくのですが、

まずHDMIケーブルの評価についての前提条件があります。

 

それは、

デバイスにケーブルを接続後、

自分の場合は、テレビないしプレーヤー、または両方を

HDMIケーブルの特性にあった画質調整をしているということです。

 

LG(海外メーカー)のテレビに

変えたからかもしれませんが、

つないだだけだとケーブルの力が全然発揮できません。

これからのレビューは画質調整をしっかり終えてからの

インプレッションですのでそのつもりで読んでください。

 

LGのテレビ(4K対応テレビ)とBDプレーヤー BD7004SP(AIRBOWモデル)間での使用しました。

 

映像の評価ということなので、

自分のよく見る、

画質、音質が高いと思われるソフトで試聴しました。

 

 
このソフトは自分の所有している映像作品で最新のソフトです。
それに、
モーニング娘。のソフト(CDも含め)は最新作を発売するたびに音質、画質が、
判るか判らないかくらいですが
少しずつ改善されているので、
画質、音質ともかなり高水準に収録されているアーティストだと思います。
 
まずは、
このソフトを観てみたときの印象です。
 
Audio Questのカーボンで見たときは、
これで何も文句のつけようがないくらい高画質に見えました。
PURE3と比べるとちょっとこってりした感じかなと比べてみてやっと気づいたくらいです。
何か抽象的で判り難いので、
具体的に表現すると、
カーボンの映像はピュア4K放送を見ているくらいキレイに見えます。
自分的には色彩感を含めるとそれよりキレイなんじゃないかと思ってます。
 
それだけ高画質なら
PURE3に替えた時どうなるんだろうと思いましたが、
正直、カーボンと差はわかりにくいです。
 
カーボンよりあっさりスッキリした画質の印象です。
スマホとかデジカメの
カメラモードですっきりモードに変えたときの印象を
思っていただければ解りやすいかと思います。
 
それから質感がより精細に表現されている感じがします。
 
基本的な画質はほぼ同じに見えますが、
一番の違いは「赤」の表現力です。
 
ランクのいいケーブルに替える度に
感じられるのですが、
いいケーブルは赤がうまく映し出されます。
 
特にライブ映像は赤いスポットライトが
使われることも多く、
赤がキレイに表現できると
ライブ全体の映像のよさが際立つものになります。
 
なので映像ケーブルの質は
赤がどれだけキレイに映るかがポイントで、
その点でPURE3はカーボンをはっきり上回ってると実感できるポイントです。
 
よく専門家の画質レビューで
黒の浮き沈み、締まりといった話が出るのですが、
正直自分にはどういう状態の表現を言っているのか
よくわかりません。
 
特に「浮き沈み」とはどういうことなのかの解説しているのは見たことがないので、
黒の評価をするのは自分にはできないと思ってます。
 
なんとなく、
色で評価するのが
一番難しいのが「黒」なんじゃないかと思うんですが、
どうなんでしょう。
 
それより判りやすい画質(色表現)の指標、「赤」の表現(持論)を見たほうが判断しやすいです。
 
スッキリ画質で、
「赤」がキレイに映し出せるPURE3。
まさに光ケーブルの特性が
そのまま出たような結果になりましたが、
これをどう評価するかは受け止める人次第です。
 
比較すればPURE3の方が間違いなく高品位ですが、
じゃあカーボンには戻れないかというと、
そうでもない。
またカーボンに戻っても不満は感じないくらいの差でしかないです。
 
少しでも安くあげたいならカーボンでしょう。
長尺で伝送ロスを考えたらPURE3。
赤をキレイに映し出したいならPURE3。
 
今回はHDMIケーブルの音質評価はしてませんが、
カーボンは光ケーブルより雰囲気重視の、
低重心の音がすると予想できるので、
そういう音がいいのなら
カーボンを選んだほうがいいのではと考えます。
 
 
 
 
 
 
 
 
ここからは
HDMIケーブルの評価というより、
ジャンパーケーブルの評価の延長になります。
 
画質をチェックするときに
音の印象も少し変わっているのに気づいて、
これはジャンパーケーブル交換の効果なのかと思いました。
 
ジャンパーケーブルの評価のときは、
音のチェックならCDだろうと思い込んで、
すべてCDでチェックしたのですが、
映像作品を再生したときの
音の印象も変わっていたんですね。
 
考えてみれば当たり前の話なんですが、
そこの変化は全然期待してなかったです。
 
そこで
音にも注目して映像作品を観てみると、
響き(エコー)の部分の表現が変わっています。
 
純正ジャンパーだと、
例えばボーカルの声の残響が
声の響きにエフェクト効果を加えたような、
声の一部のように聞こえますが、
SPK-300のジャンパーケーブルだと、
会場の周りの壁や屋根に跳ね返ってきた反射音の響きだと感じることの出来るエコーに聞こえます。
 
細かい音の表現力があがったのでしょう。
 
それから映像作品の中に時折見られる、
雷の場面。
 
いろいろな映像作品でチェックしてたのですが、
ちはやふる~結び~を見ていたときのこと。
 
この作品の一場面で雷鳴が轟くシーンがあるんですね。
この場面で、
今まで映像作品を見ていて感じたことのない、
恐怖を感じるほどの轟音が鳴ってビックリしました。
 
純正とはダイナミックレンジの幅が全然違うのを感じた瞬間でした。
 
いろいろな作品を観ましたが、
「轟く」という言葉があてはまるほどの音が出たのは
この瞬間だけでしたので、
レアな表現がされていた瞬間だったのでしょう。
 
映像作品にも変化があったことに、
ちょっと得したような気分になりました。
 
HDMIケーブルの評価でもう一つ付け加えたい感想があります。
カーボンはキレイで見惚れる画を見せてくれました。
PURE3は、「推し」を永遠に見ていたいと思ってしまう映像でした。
 
そういう違いがあったことを感想の締めくくりとして言いたいです。