ちょっと前の出来事。今はインコさん、元通りとても元気です。
ある朝、カゴのカバーを外してインコさんに起床を促し、いつものようにカゴから羽ばたいて部屋の方に飛んで行ったインコさん。
椅子に止まったインコさんに手を差し伸べるとピョンッと飛び乗ってくるけど、そこでなんか違和感を感じた。
なんか、飛び立つ時に、「フンッ」みたいな音を出すの。
鳴き声とも違う、羽音とも違う。
なんか、音。
その後、お気に入りのカゴの上に乗ってもなんか調子が変。しきりに目をつぶる。
……ウトウトしてる??
エサにもガッつかない。
朝はいつもバクバクなのに。
そういえば、フンもあまり出ていない気がする…
大丈夫?
うーん、これはマズイかも、と思い、医者に連れていく決心をした。
保護したばかりの時に、小鳥を診てくれる動物病院は限られているという情報を得て調べたら、
なんと近所に小鳥の臨床経験がすこぶる多い獣医さんがいることを掴んでいた。
ので、そこの病院の診療開始時刻等を調べていると…
なんか、フンが出始めた。
いつもと違う、黄緑色の中に、なんか“粒”が入ってる!?(これを完穀便と呼ぶことを後で知る)
これは……餌として与えている種子?
もしかしてキビ詰まり?
それとも別の病気?
とにかく連れて行こう。電話してみたら予約は不要、混んでいないらしい。
連れ歩く必要があるときを見越して買っておいた、小さなキャリーの中にインコさんを入れるため、格闘すること30分。
その間に…完穀便が、出る出る。
そしてだんだん元気になっていく感じがするインコさん。
どちらにしろ、保護してから病院に連れて行った方が良いと聞いていたし、たまたま自分も仕事休みのこのタイミング。
この状態で、連れて行きました⬇️

もはや結構元気。ピヨピヨ言ってる(笑)
お医者さんは、話がかなり長い、
でもそれは豊富な臨床経験と知識と動物への真摯な思いに裏付けされているものだと伝わってくる、おじさんの先生だった。
獣医さんってすごい、普段手を怖がるインコさんをバッと鷲掴みにし、キーキー怒って暴れるのをものともせず、体格を触って調べてくれた。
やや痩せ気味だけど問題なし。
体重も30g、いつもと変動無く問題なし。
出ていたフンも3回も採取して調べてくれて、メガバクテリウムは見つからず、消化不良の様子も無い。
ただ、メガバクは小鳥の胃にいるので、便の中までに出てこないことがあるから100%OKとはいえない。
どうするかを問われ、薬もあると言われたが、家に連れ帰って様子を見ることにした。
体重がどんどん減るようなら急いで再受診が必要だったけど、その後、何事も無かったかのように、いつも通り生活しているインコさん。ひとまずは大丈夫そう。
診察の中で獣医さんと話していて思い立ったことがある。
いろいろな情報を得る中で、餌はペレットの方が栄養的に良いと知り、ペレットに切り替えた方がいいのかなと、餌をシードとペレットと半々にしてみたりしていたのだ。
具合が悪くなった前日、もしかしたらペレットの割合が多かったかもしれない。
好き嫌いがはっきりしているインコさん、ペレットはきっちり残す。
結果、夕方腹ペコ。
ちょっと帰宅が遅くなり、私が帰った時には息子が追加のシードを入れてやっていた。ちょっと多めだったような気がする。
そして、ガッつくインコさんがいた気がする。
…もしかして。
腹ペコのあまり暴食、その結果消化が追いつかず未消化の硬い便が詰まって苦しい朝、調子悪ぃ…
でもちょっと出始めた。便秘の後、出すものがどんどん出たらスッキリ。
そんな感じだったんじゃなかろうか😑
とにかく元気になって安心した。
獣医さん曰く「1割の小鳥はどうしたってペレットを食べない」とのことなので、ちょっとペレットを焦るのはやめようと思う。
今は十分なシードの上に、ペレットを粉状にしたものをふりかけている。
シードを食べるついでに、少しでもインコさんの舌にくっついて、ペレットが体内に入ってくれればいいよね、と考えることにした。
鳥さんにウケがいいペレットも、少しずつ試してみよう…くれぐれも焦らずに。
安心して食べ物がある環境が大事だよね。
ということで、セキセイインコ初心者としての反省もありましたが、インコさんのちょっとした体調変化に気づいて行動出来たことは、多少自信にもなった。
ダンナは全然気づかなかった、とのこと。
保護以来、遊ぶだけじゃなくて、生きるためのお世話を毎日してるのは私。
ちゃんと見れていたんだなぁ~
でも、この経験に奢らず、というか兜の緒を締め直して、これからもインコさんと生活していこうと思ったのだった。
まだ保護期間ですが、我が家の一員として、というより、我が家の中心にいる末っ子インコさんです🐦