11月が辛さのピークかな?
漫画「二月の勝者」では黒木先生はストレスのピークは9月であって、11月頃にはある意味達観できるようになる旨の言及があったような気がします(要確認)。この漫画のリアリティは凄いレベルだと思っていますが、このストレスのピークについては我が家の場合とは少しズレていたような気がします。
11月は達観よりは焦り、ストレスのピークだったような気がします。やらなければいけないと思い込んでいる事があまりにも多すぎて、少し疲弊気味というか行き詰まった感もありました。
1年前に何してたかな?とスマホのアルバムを振り返ると横浜中華街のオーダー式点心のお店の料理の写真が。家族で行っています。なぜこの時期に?良く時間を捻出できたものです。多分半分破れかぶれというか気分転換が必要だったんでしょうね。行った記憶は甦りましたが、行く事になった背景が思い出せません。
疲れた時には
私の、というか我が家では「疲れきった時には大事な決断、新しい行動をしない」という暗黙のルールがあります。
ですので件の中華料理店も新しく探した訳ではなく数度通っていた店でした。それでも少しの時間も惜しい時に、感染症リスクがある時に、なぜ家族で行ったのかです。
この中華料理を食べた後に事態が好転したかの記憶も曖昧です。多分大きくは変わらなかったんだと思いますし、もとより期待すべき事でもないでしょう。
ただ、悪化もしなかったと思われるので、その時その時の気持ちに従うほか無いですね。
取り返しがつく事とつかない事
中学受験はゴール(試験日程)も決まっていて、やるべき事なんてそれこそ無限にありますし、それを小学生にコツコツとやらせないといけない時点でかなりハードルが高めな「競技」です。「〇〇すべき」がこんなに短期間に集中的に発生することもあまり無いですよね、実際。ビジネスにしろ研究にしろ、もう少しロバスト性がある気がします。
そんな中学受験ですが、6年生11月のこの時期においては精神に著しい破綻をきたさない限りはあらゆる事は取り返しがつくと思います。インフルエンザ、コロナなどの感染症に罹患する、骨折などのケガを負う事態であってもです。かなり不便を強いられたり焦りを増長させられますが、年内であればまだなんとかなります。
一方で限界を超えて子どもが精神的に追い詰められた場合には早期の復帰はなかなか難しく、入学試験本番に臨めないという特大のリスクが高まります。なんとか本番に臨めたとしても過剰なプレッシャーで試験本番で頭が真っ白になるか終始集中できないことになる可能性も。
親子ともども完璧を求めすぎて結局どこもうまくいかない事になるくらいなら、多少ペース配分に気を配り、第一志望校は半ば諦めながらも他の志望校のどこかを必ず受かるように取り組んでいく。そのような決断をしていくタイミングであるのも11月以降のラストスパートの現実なのかと思います。
終わりのない事も
見えない未来ごともう
迷いを捨てれば楽になるか
何度も探したよ
僕は窓を開けた
どうか君と日々に
さよならを言う
さよならを
【ひとり残らず睨みつけて】クレナズム
逆に現時点で志望校に偏差値が届いていなくても、過去問の点数が取れてなくても、子ども自身が冬期講習含めてまだまだやるぜ!という気概であるのならばそのままで。そういう子どもの成績は直前まで驚くくらい伸びると思います。