11月に入って

今週末はサピックス生は大体の子どもが第3回目の「合格力判定サピックスオープン」を受け、人によっては月末までに第2回目の学校別サピックスオープンを受ける形になります。そしてそれらが終われば主要なテストは12月の第4回目、最後のサピックスオープンを残すだけになります。あれだけこなしてきたテストが残すところもほんのわずかになってきます。

SSのクラスも上下動はあるものの、おおよそのレンジも定まってきている頃かと思います。夏休みくらいから始めた過去問も志望度の高い学校にも対象が拡がり、でも意外と得点できなかったり。


焦りとの戦い

時間が無いことは明白ですので、焦る気持ちは高まりますが当然だと思います。ラストスパートをここからしかけていく事になりますが、私の思うラストスパートはとにかく同じ事を愚直にこなす事だと考えています。

SSの解き直し、テストの解き直し。サピックス生であればこれに尽きるかと思います。

得意な教科はもうあまりやらない。算数はどのような状況であれ学習のメインに、次に苦手教科の底上げ。通っている塾のカリキュラム、指導に沿って。


ルーティンの徹底

度々の繰り返しで恐縮ですが、ルーティンの勉強スタイル、生活習慣の徹底を図りたいです。点数が伸びないからといってむやみやたらに稼働を積む事は短期的にも中・長期的に悪い影響しか無いと考えますので可能な限り避けるべきかと思います。日々の塾の授業を集中して受けているのであればもはや深夜まで取り組める気力、体力は残っていないのでやるだけ悪循環です。

定性的な表現しかできなくて申し訳ないです。一方で少し厳しい物言いをすれば、長年取り組んできた結果が今の状況なので、ここにきて少し無理をしたところで状況は急に良い方向には変わりません。無理がたたって倒れるか子どもが追い詰められるリスクだけが高まります。



過ぎてみればただの通過点

ほんの数分で終わる笑い話にしよう

迷いや戸惑いの

中にいるときは 重たいけど

【通過点】三浦透子



長年やってきたからこそ、あんなに頑張ってきたからこそ、あともう少し、といって無理をさせたりする気持ちは良く分かります。

逆にまだ全然勉強しない子どもを目の当たりにすると、今やり切らないでいつやるのよと怒り心頭になるのも分かります。

でも残った僅かな時間は本番に向けたコンディションを調整する大切な時間だと再認識したいですね。