6年生になると時間が無いと言うよりは気分が向かない

いきなりの結論めいた書き出しですが、中学受験の最終学年の6年生になると諸事情でできないこと、来年以降に延ばすこと、逆に受験までに間に合わないので焦ることなどが次々とでてきます。
色々と散らかっている事を整理し組み直せばなんとかなる事も多いのでしょうが、もはや誰にもそのような精神力が残っていなくて断念せざるを得ないこともあります。
だとしたら6年生になる前に意識して進めておくと、まだ違った結果になるかもしれません。全ては結果論ですが。

時間を使う事とか

すぐに思い浮かぶのが旅行やキャンプといった外泊を伴う行事ですかね。非日常を体験する事が目的にもなるので遠方に出かける事になりますので、まず日程確保が難しくなります。よほど近く無ければ両実家への帰省も、特に年末年始は6年生の冬には実現しないと思われます。
両親(子どもにとっての祖父母)が元気なうちに、とか、子どもが反抗期を迎える前に、とかの気持ちは別にするとこれらの行事は受験後に取り戻すのは比較的容易な部類かもしれません。

ライバルの存在をリスペクトする事とか

定期的に体を目いっぱい動かす。スポーツでチームワークを築く、時には真剣勝負の場に立つ、負けるなどの経験は短期決戦で、合否という明確な結果が叩きつけられる入試を前に必要かと思います。自分がどんなに頑張って良いパフォーマンスを出せたとしても、ライバルの方が上回ることもあるということを体感しておくと後々強いです。

興味のある事に没頭とか

一方で読書もそうですし、様々な事象に興味を持って探索、調査してみるなどの経験も時間にゆとりがある時にじっくり取り組みたいことの一つかもしれません。

自分で興味のある世界を拡げる事ができれば行きたい学校、志望校に対しても意欲が増すでしょうし、特に理科、社会などの教科についても塾で習う事以上に頭にすっと入ってくる事になります。

勉強が単なる教えられている事という意識を超えて好きな事になれば割と最強です。さすがに全てとはいきませんが何かの教科、何かの分野に限定されてでもいいですね。そこから少しづつ広がっていく可能性もあります。



悲しいことはきっと
この先にもいっぱいあるわ

My darling Stay gold

傷つくことも大事だから

大好きだからずっと

なんにも心配いらないわ

【Stay Gold】宇多田ヒカル



中学受験、親子ともども全く傷つかずに終える事は恐らく不可能かと。でも長い人生の一つのステップに過ぎませんので、どのような状況でも、最後は、なんにも心配いらないよ、と伝えたいものです。