10月を迎えて
4月始まりの企業や団体では今日から下期ですね。年度の半分を消化した形です。ただ、下期は年末年始を挟むので上期と比較して時間の流れが早く感じるような気もしますね。
ましてや中学受験においては早いところでは1月初旬から試験が始まり、2月中旬にはほとんどの子どもが試験を受け終えるという短期決戦。この10月からの時間の過ごし方が重要になってきます。成績の上下を気にするのでは無く、今すべき事をしっかり行う事がなにより大切です。今頑張っている成果はすぐに目に見える形で表れてきません。それこそ入試本番の結果として表れるかどうかくらいだと思います。
今の成績の信憑性
当ブログにて再三この時期の模試の結果を気にしない事が大切とお伝えしているのは実体験に基づくものです。
昨年の今頃を振り返ると第一回目の学校別サピックスオープンと合格力判定サピックスオープンを受け、その結果が分かった頃ですね。第一回の結果としてはどちらのできも良くて、第一志望校(後の第二志望校)から第四志望校までの合格判定は全て80%以上。それぞれ受験者内の順位も一桁か二桁。
そして本番ですが第四志望校には不合格になっています。
ちなみに第四志望校ですので学校別SOなどは受けておらず合判SOのみの結果になりますが、それでも通算で合格率70%は下回ったことはありませんでした。第四志望とはいえ万全のコンディションで受験し、過去問も5年分はこなした上での結果ですので実力で不合格になったと思っています。
結局、個人の能力もそうですがキャパシティにも限界がありますし、複数の志望校に向けて全力を使う事はハードルが高いということかと。また、一見偏差値表で分類なり差別化されたように見えますが学校ごとの難易度や受験生別の実力は拮抗していると言わざるを得ません。
10月以降気をつける事
むやみに焦ったり逆に慢心したりするのが一番危険です。なかなか見えにくいのですが、これから学力が伸びますので今の成績を以て志望校を諦めたりする必要は全く無いです。
学校にもよりますがどの学校も受験生の全てが第一志望で受験している訳では無いので(地方の最難関校ですら遠征組がいるはずです)、そういった受験生には言葉は良くないですがどこか隙や緩みのようなものが生じている可能性もあります。合格者が全て模試の成績の上から順に並んでいるわけではありません。
入試ですので他力本願では良くないですし、やはり持ち偏差値と合格率の相関は侮れないです。
とはいえ可能性は低いものの、良い意味でも悪い意味でも模試の成績どおりの結果にならない事もままあります。
どの中学受験経験者も言ってる事は結局はただ一つ、「最後まで諦めないこと」ですね。そして可能な限り万全の体調、精神で本番を迎えることが大切ですね。
溺れそうになるほど
押し寄せる未来
すれ違いばかりだって
また会いたい気分
憂鬱な朝でも差し込む光
ふたたび輝き出す
よそ見させないほど
【REFLECTION(feat.中村佳穂)】tofubeats,中村佳穂
朝陽が昇るのも段々遅くなりますし、憂鬱な朝も1回や2回では無くなるかも知れません。差し込む光は日光ではなくふとしたきっかけというものかも知れません。果てしなく遠くに見えるゴールにしても、いつかやってきます。