中学受験するきっかけ
中学受験するきっかけはご家庭、子どもによってそれこそ様々ですよね。
両親自体が中学受験を経験し、素晴らしい学校生活を送れた為に我が子にも同じ経験をさせたい。また、子どもが好奇心旺盛で、勉強が好きだったので本人が興味を持った。親としては大学付属の中高一貫校で今後の大学受験を回避し伸び伸びと学校生活を送らせたい、など。
もちろんこのようなポジティブなきっかけだけではなく、地域の公立中学に進むのが憚られ、それであれば中学受験をし国私立の一貫校に進学したいとするケースなどもあると思います。
志望校をどう決める
色々な背景、理由があっても中学受験をすると決めた以上いつかは志望校を決めて受験をしないといけない事になります。基本的には小学校の成績が合格に繋がる事も無ければ、他者からの推薦状も無い「試験一発」になるのが中学受験の特徴です。
子どもがいわゆる中学受験用の塾に通い出すタイミングとして一番多く挙げられるのが新小4(小学3年生の2月)ですが、それ以前の低学年から通っている子どもも大勢います。
塾に通い始めた段階では明確な志望校は決まっておらず、親のざっくりとした意向が反映されてるケースが多いのかと。あとは知名度が高い学校、近くの学校がまず最初の志望校候補になると思いますが、それで良いと思いますというかそうなりますよね大体。
志望校はいつ決まる?
朧げには6年生のカリキュラムが始まる春の段階で、それまで参加した学校説明会や運動会、文化祭などのイベントの印象から子ども自身も志望度がはっきりしてくると思います。それらを軸に日々の成績なども加味し象っていく感じになるのでしょうか。
受験校の志望度や併願校の塾によるヒアリングがあったのは11月くらいだった記憶がありますが、やはり文字にしてしまうと何か決まったような感じがするのも不思議なものです。そう言った意味では志望校が決まるのは11月かもしれません。
もちろん6年生の春の時点で志望校別特訓が始まっていて、夏休み明けには過去問演習も本格的に始まっているので志望校は確定しています。でも、なんていうのでしょうか、11月以降は後戻りができない錯覚に陥る、次のステップに進むイメージです。来る日も来る日も志望校の合格最低点を超えることをイメージする、サピックスで言えばSSの席次が気になりだすタイミングとも言えます。
そのような中、持ち偏差値を中心とした±8の範囲で志望校を設定すると良いと言われる説もあります。
つまり持ち偏差値が50である場合は「チャレンジ校」は80%偏差値「58」までの学校を選択、逆に「安全校」は同じ「42」以下の学校を選択すべきという事です。
確かに一見定量的で理に適っているように見えますが、これらもあくまでも目安であって厳密に守る必要は無いと思います。
感覚的な話で恐縮ですが、持ち偏差値が50の受験生において、しっかり対策を施し、志望度も高い「55」の学校と、特に関心を持たず、対策も疎らな「50」の学校だと合格する可能性は同じくらいかと思います。それくらいのブレ幅を内包するのが中学受験です。
今は入塾した時に思い描いた姿と違うかもしれませんが、11月から本番までは一番学力も伸びる時期です。最後まであきらめない事で切り拓かれる道も多いです。
明ける夜空ここで話そう
今は過去と未来の先にあるんだ
君はうまくいくだろう
無責任な言葉でも わからないもので
【Eureka】星野 源
様々な場面で使われる、Eureka。古代ギリシャ語で「わかった!」という感嘆も含んだ意味をなします。ある場面では「再発見」。これまでの長い航海の果てに自分が通うことになる学校を発見できますように。
