長かった夏期講習も終わり、小学校の二学期も始まりましたね。6年生はいよいよ今週末にはサピックスでは「難関校SS特訓(サンデーサピックス)」が、来週末以降には早稲田アカデミーの「NN志望校別コース」、四谷大塚の「学校別対策コース」、日能研の「後期日特」がそれぞれ始まります。
他塾の事情には詳しく無いのですが、いずれも日曜日をほぼ終日使い、学校別や学校群別の過去問演習や対策講座となるようです。一部を除き概ね必要な単元の授業は終えていて、ここからは演習、解き直し、時々模試、というサイクルというかスパイラルというかをこなし、とにかく量をこなす段階になります。
漫画の「二月の勝者」第61講では9月以降を「自分の弱点、理解の穴に直面し続ける」との描写もありますが、我が家の場合は少なくとも9月のSS開始直後はそんな事はありませんでした。新しいスケジュールになんとか慣れる事が最優先というかそれだけで精一杯な感じでした。
弱点、苦手分野への取り組みは塾側では冬期講習、正月特訓での対応を意図しているようですし、現実的にもそのタイミングかと思います。早くても11月後半以降かと。
私がラストスパートは11月からと言っているのはこうした経験からなのですが、つまり黒木先生が言うところの「たかが小学生には想像を絶するほどの苦行」は多くの人にとって11月以降に訪れます。それまでの過程で精神的に追い詰められていたり、親子関係が破綻してしまっていれば一番大切な時期を乗り越えれられないという事を言っています。
だからこそ9月以降の様々な模試の成績や学校別のクラス順位で一喜一憂して無駄なストレスを抱えるのはやめて、親の目からはどうしても我が子が不十分に見えてしまう「相対的な評価」もこの時期は特にやめたいですね。
9月から11月前半までは成績は気にせず、とにかくやったかやってないかのシンプルな判断で良いかと思います。やったけど成績伸びないのは仕方ない。逆にやってないけどそこそこ成績は良いのには要注意かもしれないです。