旧 電動バイクニュース -3ページ目

スマートグリッドを実現してなお戦い続ける素敵なオジサンたち曰く

次世代電力網/スマートグリッド構想なる知らせが
欧米からやってきました。 すわ、黒船到来か!?

ところで、その次世代電力網スマートグリッドって何?
http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20080917/170808/
筆者としては、↑このへんが判りやすいように思います。

  一言で言えば、完全にコントロールされた電力網。
 もっと言えば、ITサービスを含む電力網。
究極は、インターネットを凌駕する新世代網。

なんだか黒船の香りでしょう?
某社で企画中の "どこでもコンセントTM" の目指す姿は、
実は情報端末である。- のと同じ事まで明文化されています。
どこでもコンセントTMの首謀者はすっかりショゲていました。
(そんなことはさておき)

ある電力会社にお勤めの方曰く、

「適切に電力配分するシステムなら、ウチらは昔から
 やってます。 見ようによっては日本は既にスマートグリッドなんです。

 欧米との違いを敢えて言えば、情報網の立場から
 電力網を見るか、 逆に電力網の立場から情報網を使うか
 の違い。 まあ、似たようなもんですわ。

 でもね、実際やってみるとわかる問題があるの。簡単なのよ。
 電気がなければITも機能しないでしょう?

 多くの地域で、道路の信号機と、一般家庭用の電力系が
 同じ系で動いているような現状では、命綱が1本しかないのと
 同じ事で、この1本が切れたら信号もテレビも消えるわけ。
 その、ITもですよ。

 でも、命綱を2本も3本も敷くには、コストがかかる。
 しかたがないから、停電時の復旧システムを強化せよ
 ということになるんです。 電力網ってのは、当然停電する
 ものとして敷くのが実のところなんですわ。
 ほんとは停電しちゃいけないんだけどね。

 情報網と電力網は車の両輪みたいなもので、
 スマートグリッドってのは、既存の電力網をかいかぶりすぎている
 と思いますよ。そこにITを便乗させればバラ色の未来、なんて、
 現実はそんなに甘くないと、僕は思いますね。」

謙虚で真面目な ○○電力(株)様と、
今目の前の、パソコンとエアコンが動いている事実に敬礼

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強いて言えば、虫たちの恋歌を聞きながら飛ぶグライダー

無音で近づいてくる電動バイクの気配に、
周囲の方が気づいてくださるよう
バイクに鈴を付けてみました。

このアイディアをくれたのは、実はカエルやコオロギ
など、音を出す小動物だちでした。

バイクの乗員に彼らの鳴き声が聞こえる
 - ということは
バイクから、同様の音をだせば、人間に聞こえる
かもしれない、というわけだったんですね・・・

電動バイクニュース

・・・発想は単純でしたが、例えば、前を行く自転車が
彼を追い越そうとしている電動バイクの気配に、
気づいてくれるか、それとなく様子をうかがうことができます。

結果として、
歩行者や自転車と、アウンの呼吸で安全に行き違えるように
なり、  鈴を手放せなくなりました。

ところが、今、
秋といえば虫たちの恋の季節だったでしょうか。
都会でもけっこう鳴いていたのですね。
たくさんの虫たちが全力で歌う声に、鈴1個では
太刀打ちできない場面もあり、

そうかといって警笛は鳴らしたくない・・・
無い知恵を絞ることにしました


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【キャパシタで箱根を越える】5.1話 もっと遠くへ(実験失敗)

前回の、キャパシタで走る模型をすこし改造しました。
P1020136.JPG
P1020144.JPG
キャパシタをのせた基板に、スイッチを3つ付けました。

これらのスイッチは下図の働きをします。
test.gif
日刊工業新聞 
電気二重層キャパシタと蓄電システム
岡村 廸夫/著より拝借しました)
電圧が足りなくなったら、並列だったキャパシタをだんだん直列に
切り替えていこうという作戦です。

下の写真のように、ぐるぐる回らせてみました。
P1020154.JPG

1段目: スイッチ1でそれ以上走れなくなったら
2段目: スイッチ2をON! ・・・・   あれ? 動かない。
えーい、3段目をONだ! ・・・・ 動かない。
下の動画は実験失敗の様子です。
http://www.youtube.com/watch?v=pIkMHiEfhlc

今回の教訓:
1.キャパシタに充分電気が残っているが、電圧が足りない
  - という状況でないと今回の作戦では効果がない。

2.モーターが止まった時は、確実に電流を断たないと
  10~15秒程度でも漏電すると、キャパシタは空になる。

次回の 【キャパシタで箱根を越える】も、「もっと遠くへ」の予定です。

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