『万引き家族』で、カンヌ国際映画祭で最高のパルムドールを受賞した、是枝裕和監督が!ついにフランス語の映画を撮りました。この映画全編フランスで撮影されたそうです。

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なんといっても、主演のカトリーヌ·ドヌーヴさん。77歳になられるとか。
フランスは体型とかともかく、やはり、内面が大事なのだなと思わせる。歳を取ってこそ女の勲章なのだ。、、

日本は、アニメやアイドルの世界ですから。→ちょっと幼稚よね。

実話ではないかと?思うほどのお話。カトリーヌドヌーヴが大女優の役で、娘との確執を描いているフィクション映画です。


(輝かしい経歴を持ち、いまだ現役の大女優が初めて書いた「嘘だらけ」の自伝──是枝裕和監督の最新作『真実』は、それをきっかけに帰郷した娘と母の鞘当てを描いた作品。虚構を演じることで真実を導き出す“女優”という生き物と、思い込みの過去によってこじらせた母娘関係を巡り、『真実』が何だったのかを浮き彫りにしていく。

リュミール(娘)は「母から愛されていなかった」と思い込み、距離を置き続けていた。ファビエンヌ(母)は大女優として生きることを一番に考え続けた。結果、長年交わることがなかった2人が密になって向かい合うことになる。)
          ざっとしたあらすじ。

このカトリーヌドヌーヴの役を日本人で演じたら誰になるのだろう??と考えてみた。

吉永さゆりさん?
うーーん、なんか大女優なんだけど、イメージがわかない。
樹木希林さん?
うーーん。なんかちがう。

そうだ!

松田聖子さんだ。

松田聖子の華やかなオーラと、同じ歌手を目指したが母を越えられない娘のSAYAKA。それにしても偉大な母がいたら、(父もそうだけど)難しいよね。親を乗り越えて行く前にその大きな山のような姿に打ちのめされる。


日本版は、松田聖子さんに演じてもらいたいかな?実話になっちゃうけど。

そんな母娘関係をうまく描いていると思いました。この
真実』

そして、娘が小さいときに思っていたことと、母との思い出がすれ違うシーンがあります。目に見えないこと、はやはり、思い込みが強すぎて事実をねじ曲げてしまう。こともありますよね。

目に見えないところを信じるって、とても難しいことだけど、そうなんだなーと最後は納得で終わりました。


欲をいえば、カトリーヌドヌーヴが演じたファビエンヌの元夫や、今の夫のことなど、もう少し手厚く描いてほしかったかな?

いやー!全編フランス語のうえに、ベテラン俳優さんたち。国もちがう、習慣や文化も違うところで、日本なりの情やスタッフさんたちとのつきあい方など、大変だっただろうな是枝さん。


さて?
あなたにとって、真実とは???

女優は、うまく隠せるからなぁ。