今まで、缶ビールをプシュッとしたら、そのままグビグビいってたんだけど、食器棚の中を断捨離したおかげで、ビールグラスを発見❣️

『せっかくだからグラスで』

そしたら、ことのほか美味しくて💖

最近は、娘が缶ビールをグラスに注いでくれるようになった。
やりたーい❣️と、うれしそうに。
それが回を増すごとにめっちゃ上達してて。

グラスに注がれたこんもりした泡を見たら、思い出した。

川越のりそな銀行のそばの路地を入ったところに、小さなピザ屋さんがあるの。
何年か前に、友達が案内してくれた。

お店はカウンターだけのこぢんまりした感じ。でも、本格的なピザ窯があって、メニューは多くないけど、すごくセンスのいいお店だと感じた。

昼間からビールを注文。
ピザ食べるなら飲みたいもんね。

そしたらね、生ビール🍺は置いてない。
なぜなら、サーバーを置くスペースがとれなかったそう。
だから『せめて最初の一杯は美味しいビールを』という店主の想いで、自らグラスに注いでくれる。

カウンター越しに見たその仕事は、丁寧で、曇りがなくて、美しいと感じた。

こんもりとグラスから膨れ上がったキメ細い泡と、店主の心意気にいたく感動した。

『うまい』

ビールを飲んで涙がこぼれたのは、はじめてだったと思う。

自分が納得したものを出して、1人で目を配れる人数と考えたら、カウンターだけ。

めちゃくちゃこだわってる職人。

私もそんな仕事がしたい。

そう思ったのを思い出した。


娘に、この話をしたら、隣にいた夫に

『ねぇ、パパはママのどこが好き?』

優しいところって、夫が答えると

『由(娘)が思うママの好きなところは、ママの強みだと思うんだよね。
ママの強みは、優しいとこじゃないよ』

えっ?何それ?

『由はね、ママの純粋でピュアで真っ直ぐで、子供の心を忘れてないところが大好き💕
それがママの強みでもあり、弱いとこでもある。なかなか生かせるところがないから、生きづらいよね。
大人になると、子供の心を忘れちゃうし、それだけではいられないから』

そう、耳元で囁いてくれた。

原点回帰。

そうだよね。
それが私の立ち位置だよね。
軸だよね。

大人の中で上手いことやろうと思っても、上手くはいかなかった。
だから、できない自分を責めて、嫌ってた。

私の名前には、クリスタルの文字が使われてる。

【クリスタルのように、きれいな心の持ち主でいてね】

そう願いをこめて、両親がつけてくれた。

でもね、名前は自分で決めて来てるって、私知ってた。思い出した。

私は、曇りのない心ですべてを見る。
と決めて来たんだから。

そんな私を好きと言ってくれる
そんな私をおもしろがってくれる
そんな私と一緒に笑ってくれる

そんな人と共に歩んでいきます。