特に予定もなかったので、動物園へ行くことになりました。


"お弁当を作って園内で食べる"ということもなく、お昼過ぎからの待ち合わせです。


車で迎えにきてくれるということで、

家のすぐ近くのコンビニに車が停められるため、そこで待ち合わせすることになりました。


(P君の好きな飲み物ってなんだろう・・コーヒーを2つ買うべきか?水は飲めるだろうけど、水ってありなのか?)


と散々悩んだあげく、"緑茶"と"コーラ"という謎めいた組み合わせになり、微妙な空気になったところで車は出発しました。


気を取り直して動物園に着き、動物を見ていたのですが、


👨P君「あの動物面白いね」


👩「え?どれ?」


👨P君「あれだよ、あれ」


👩「え?動物なんていないけど・・」


え?


P君が指差したのは、園内のポスターに載っている人間・・。


えーーー?!?!?

ホモサピエンス的な?!


とか言える間柄にもなってなかったので、


👩「あ、全然気づかなかった。ごめんね」


と言うと、"marimochiちゃんは冗談が通じないね"ということで話題は終わりました。


そんなこともありつつ、歩き疲れたので入ったカフェはお客さんがまばらで、気軽に話すことが出来る雰囲気でした。


しばらく話をしていると、


👨P君「marimochiちゃんに聞きたいことあって」


👧「なんですか?」


👨P君「体、求めてもいいの?」


体、求めてもいいの?


行為よりも、なによりも、

私的には聞き方がムリ・・・と思ってしまいました。


はぐらかしながら、


(帰りたい・・。)


そう思ってしまってました。



(ダメだ、こんなことでドン引きしてたら、誰とも上手くいかないんじゃないか?頑張れ私!!)


と、なんとか今日1日は楽しもう。

そう決意しました。





帰りに観覧車に乗ろうということになり、正直に言うとキスはするんじゃないか、そう覚悟していました。


案の定、それは現実になったのですが、頂点から下りに向かって降り始めたとき、


「観覧車、久しぶり乗ったけどすごく綺麗。」


そう言って笑顔でP君の方に顔を向けると


ワシッ


・・ワシッ?


感触があった方に視線を移すと、P君の手が私の胸をワシ掴みにしています。


👩「え・・?なんですか?」


👨P君「俺、胸好きなんだよね。大きさ確かめとこうと思って」


👩「・・・。」


観覧車から降りた後、"晩御飯を食べようか"なんて話題が出ていたのですが、


👩「・・本当にごめんなさい。やっぱり付き合うの辞めませんか」


と切り出しました。


ここまでの一連で、私はP君のことが好きではないな

と気づきました。

きっと、好きだったら胸をワシ掴みされても、ヤッター✌️となるはずです。


"まだ何もわからないじゃないか"

"後悔させない"

"俺の気持ちはどうなるの?"

"もう1回会って冷静に話をしよう"


色々な提案をもらいましたが、そこで気持ちが変わる予感がなく、全て断りました。


そしてまた帰してもらえない感じだったので、


「ごめんなさい、もう帰るね」と話を切って帰りました。


一方的な終わり方をしてしまったため、「まだ話は終わってない!!」


と、自宅近くのコンビニで待ち伏せされたらどうしようか、などと失礼な心配をしたものの、そんなことは一切無く、これっきり連絡は途絶えました。


P君からすれば、"付き合ってるのになにがダメなんだ?"と思ったはずです。


私は人と仲良くなるのに時間がかかってしまうし、これを機に、次は慎重に婚活を進めようと思いました。

いい人がきっと見つかるさ!という前向きな気持ちで頑張りたいと思います。