夫は話し合いの時には、『もし許してくれるなら、2度と浮気はしない。』


と言っていましたが、私の方がその言葉を信じられず、『離婚だ!』と威勢よく叫んでいたのですが、

内心、まだ迷っていた状況です。


私の両親は、決めたことなら応援するから。と言ってくれていました。


実はこの時、私の誕生日が近づいていました。


後5日で誕生日。月曜日が誕生日でした。


でも、こんなテレビも無くなった夫の祖父の家で、1人で過ごす誕生日なんて嫌だ・・。


と思っていました。

どうせならスッキリした気持ちで迎えたい。
やっぱりそれまでにもう1度夫と話をしよう。と思って、


夫に

『2人で話がしたい。』


とLINEを送りました。
既読はついたものの、なかなか返信はこず、


やっと返信が来ましたが、



『どうせ慰謝料の話だろ』


というような返信でした。


『それもあるけど、私もちゃんと謝りたい』


と言ったら、


『わかった』


とのことだったので、


仕事帰りに家に来てくれることになりました。


仕事から急いで家に帰ると、夫の方が早く仕事が終わるので、すでに家の中にいました。


久しぶりに家に人がいる・・。


とそれだけで感動してしまいました。



家で待っている間に、不便に思ったのか、不憫に思ってくれたのかは不明ですが、私が一人暮らしの時に使っていた小さなテレビを、押し入れから出してリビングに繋いでいてくれました。



やっぱりこの人は優しい人なんだ・・。
もしかして、私の心が狭いだけなのかな・・?




(あれだけお義母さんから文句を言われ、夫から偉そうにされたのに本当にこう思っていました。)




もう許してしまおうかな、と思いました。


周りにバカだと思われてもいい。


と思っていました。





『私が、私の両親とか夫の親に、巻き込んでごめんなさいって謝ったら許してもらえるかな・・・?
土下座でもなんでもするから。
やっぱり好きだなって思ったから・・・』



と言いました。





『俺ももちろん好きだし、やっぱり情もある。』






『でもそれは出来ない。』