破水から緊急入院となり

最初の夜はひとりぼっちだった。



筋腫の痛みで全く寝れず、痛み止めの点滴も効かなくて

この痛みに耐えても

お腹の子は生きられないのに

なんでこんな苦しい思いをしなきゃいけないんだろうって



旦那が荷物を届けに来た時

看護師さんに「妻が2日くらい寝れてないんです、出来ることがあればしてあげてください」って
言って帰ったらしい。

看護師さんは優しい旦那さんね、と言われて


本当に何よりも私の事を考えてくれる旦那を

パパにしてあげたかったなぁ…



母にも電話をした。

家族と直接話したのは今のところこの電話が最後だ。

「残念だったね」「母親なんだからくよくよしてないでしっかり産んであげなさい」

みたいな事を言われたと思う。


痛みに耐えてやっと迎えた朝

医師から処方されたロキソニンでやっと痛みが緩和

早く出してくれよ…と思いながら

あぁ、赤ちゃん優先で無くなったから飲める薬なんだもんね…とまた涙



午後からの面会で旦那が来てくれた。

旦那と一緒だと心が落ち着いた。

その日から3泊病院側の配慮で旦那が泊まり込みで付き添ってくれた。

精神的安静のためって申請書に書いてたけど

本当に何よりも効き目がある安静薬でしたニコニコ



午後旦那の前でNSTをした。

そこで初めて赤ちゃんの心臓の音を聞かせて貰ったの

今まではエコーで心臓が動いてるって事を確認してただけで

心臓の音を聞いてなかったからすごく嬉しかった。
旦那にも聞いて貰えたし、最後まで頑張ってくれたね


次の日の診察では、もう赤ちゃんの心臓は止まっていた…

昨日まで頑張って生きてくれてたのに

本当にごめんね…

涙が止まらなかったよ


今後の流れを聞かされ、すぐに子宮口を広げる処置

めっちゃくちゃ痛かった!!!


海藻で作られた棒を10本!

泣きまくったえーん


羊水がない状態で赤ちゃんをお腹に入れていたから

炎症が起きているらしく

全く無症状だけど熱が38℃

早く産んであげようね、と看護師さんに励まされる



入院期間の間全ての看護師さんに

とても親切にケアしてもらった


最後赤ちゃんにしてあげたいこととか

たくさん寄り添ってくれて本当に感謝🍀



赤ちゃんの名前もこの入院期間に決めたんだよね

男の子だったら始(はじめ)

女の子だった初寧(はつね)


旦那はしおんって名前にしたかったみたい。

紫苑って花の花言葉が素敵だからって🌸

とっても素敵だったんだけど、

親友の子どもがしおん君だったからやめた😅


迎えたくない時間ほど

来るのはあっという間だ


どんどん赤ちゃんとの別れが近づいている