2024.2/17 土曜日の夜

あの感覚はきっと一生忘れられない。





夕飯前にトイレに行った時、

突然“プツッ”と弾ける感覚がして

勢いよく水が流れ出た



「あっ、これはダメなやつだ」と

咄嗟に便器を見ると真っ赤な水面


とりあえず塊は無い事を確認し、震える手でナプキンを付けた。


リビングにいる夫に

「破水したかも」と溢れる涙も止められず

その間もナプキンから溢れ出す出血と生温かい水が足をつたう。



嗚咽でまともに話せない状態だったけど

なんとか病院に電話



すぐに病院へ



その頃にはパジャマもぐしょぐしょで

生理用のオムツに履き替え

夫に支えられながら車に乗った




「赤ちゃんを信じよう」

「ママが諦めちゃダメ」




私の手を握る夫の手も震えていた。



救急外来へ到着し、待合室で待つ間も

泣きじゃくる私をずっと抱きしめてくれていた夫は

後から、あの時本当に足から崩れ落ちそうだったけど

俺が支えなきゃと必死だったと教えてくれた



診察してもらった結果は

やはり

前期破水

ほぼ羊水は無くなってしまっていた。



子宮筋腫変性痛によるお腹の張りが破水の原因だろうと…。


赤ちゃんの心臓はまだ動いていた。

でも、もうこの子の心臓はもうすぐ止まってしまうと思います…と先生は静かに言った


そのまま個室に移動して即入院。



しばらく2人で過ごしていいよ、と夫と2人になった病室で



抱き合って2人でわんわん泣いた







ついさっきまで、筋腫が痛すぎてうめきながらも

お腹に向かって

話しかけていたのに

昨日の受診でも元気な姿を見せてくれてたのに




今も私のお腹の中で生きているのに…!




全てがドラマの中の出来事みたいな夜だった