昨日の続きでも。
今日はお酒を飲みつつ適当に。。。
前篇はこちら。
http://ameblo.jp/rzan/entry-10953832860.html
・魔法少女 まどか☆マギカ 総評 後篇:
後編という事で、まず7話からの話を。
7話から9話はさやか編解決編というか、
杏子編というか。
6話の終わりでショッキングな事が起こり、
さやかは自暴自棄に。
一方さやかに突っかかっていた杏子は
さやかの惨状を見かねて自分の
過去を話し、さやかを助けようと。
もうね、7話からは杏子株が上がる一方で。
教会の娘で家族が一家心中で亡くなってるとか、もう。
結局杏子がいつも食べ物を食べていたのは
過去の飢えがあったという事と、
家族を失い、自分の為に生きようとした結果、
精一杯悪ぶってやってる事だというのも。。。
逆にさやかは上條君の事はあっても、
今まで幸せに生きてきた事もあり、
自分の不幸に対して対処出来ない。
結局強がって、自滅していってしまう。
杏子との教会での話の結果、
やっぱり自分の為では無く、
他人の為に魔法少女を続けようと決意したさやかだが、
仁美の話によってその決意はへし折られてしまったと。
せっかくまどかに慰められて少し持ち直したものの、
影の魔女との戦いもうまく出来ず、
自分には何も残されていないと悪い方向に。
8話でまどかに酷い事を言って友人を全て無くし、
濁ったソウルジェムもほむらからの助けを断り、
ついにグリーフシードになってしまう。
一つ思うのはさやかの言動、行動は
ソウルジェムが濁ったからのもので、
本来はそんな事はしなかったと思う。
つまりソウルジェムが濁ると悪い方向に行き、
更にソウルジェムが濁っていくと。
そして、9話で魔法少女が魔女になる、
という現実を見せ付けられ、
それは覆らないという結果まで分かってしまう。
一時は希望を捨て、自分の為だけに戦っていた
杏子はさやかの惨状を見て、
他人の為に再び戦うようになると。
杏子ちゃんは本当にヒーローポジションだなあ。
結局杏子はさやかが救えないと分かり、
さやかと共に心中を選択する。
残ったのはほむらと契約していないまどかだけ。
結局キュゥべえの思い通りに事は進むと。
てな感じで、7から9話は本当に酷い話なんだけど、
さやかという正義を振りかざして間違っていく
魔法少女の一連の流れがよく表現されていたと思う。
どうしても傍から見てると何だこいつは、
と見られるさやかだけど、
現実的には人間は自分が正しいと思った事に突き進み、
ふとした事で間違っていくものだという。
逆に杏子というキャラクターにはやられたとしか。
ベテランの魔法少女で、魔女を自分の為に狩っている、
という分かり易い悪役像で現れたと思ったら、
実はキュゥべえの作った魔法少女システムを
一番効率的に使っていたという事と、
性根の部分は正義であり、女の子であり、
一人で生きている強さは誰にも負けないと思う。
本当に9話は好き過ぎて何度見返した事か。
やっぱり杏子の最後は美し過ぎる。
2次創作が流行るのも無理のない事。
そして物語の真実が分かる10話。
まどか☆マギカという話の主人公、
というか中心にいるのがほむらだとようやく分かる。
病気で休学していて、なんのとりえも無かったほむらが、
魔法少女まどかと出会い、
まどかを救う為に魔法少女になった事で、
物語が始まるという。
10話はいろんなからくりが分かると同時に、
魔法少女らしい会話や戦闘が見れて、
今までの流れがあった分、
その部分が楽しめた。
3周目でのまどかとの約束で
ほむらが永遠の戦いに挑む事になると。
ほむらは全能じゃ無い為、
全員は救えない。
かといって一人ではワルプルギスの夜は倒せないと。
結論として出たのが杏子をパートナーとして
ワルプルギスの夜とは戦い、
他は出来るだけまどかと干渉せず、
かつまどかが契約しないように見張ると。
やっぱり無理がありますよ、ほむらさん。
せめてマミさんが仲間になってくれればねえ。
キュゥべえがいる以上、
ほむらの思い通りには行かないんだろうけど。
11話でほむらはワルプルギスの夜との決戦に。
まどかはキュゥべえから過去の魔法少女の事を聞き、
ほむらからほむらの戦う理由を聞き、
ついに決心する事に。
11話はほむらの本気がやっぱり見どころだと。
そして、それでも倒せないワルプルギスの夜。
まどかでしか倒せないのがワルプルギスの夜なのだろう。
12話。
本当にどうやって終わらせるのか、
期待と不安を感じていた。
まどかの願い、世界に救いはあるのか。
11話から一挙放送だったからここで焦らされる事は
無かったのものの、逆に放送延期で、
3話一挙放送だったからここまで盛り上がった、
という部分もあったと思う。
まどかの願いは魔法少女達の希望を無駄にしたくない、
という事。
魔法少女が絶望して、魔女になる、
というシステムが不幸なのだと。
一つの願い事をして、
魔法少女になって魔女と戦う、
というのは確かに全ての魔法少女が望んだ事だし、
それを無かった事にするのはおかしいと。
やっぱりここでも例に挙げられるのがさやかちゃん。
いや、視聴者はさやかちゃんの願い、
戦い、絶望を見てきたからこそ、
どういった事か納得出来るという事だと。
さやかちゃんを例にとると
①望みを叶えず魔法少女にならなかった
死の運命からは逃れられるが、恭介の腕は治らない
②望みを叶え魔法少女になった
恭介の腕は治るが、魔法少女として戦い、
力を使いきって消滅する
の2択。
まどかの願いは歴史を変える事では無いので、
望みを叶えた場合は魔女にならなくなった分、
消滅するしか無いと。
じゃないと過去が改変され、
全ての歴史が変わってしまう。
さやかちゃんは結局恭介の腕を治したかったという
願いは本当で、それに後悔は無いと決断したと。
他の魔法少女に対して全て同じ選択肢があったかは
不明で、さやかちゃんだから特別だった可能性もある。
(ほむらがループしていた分選択肢があったとも)
改変により魔女はいなくなったが、
魔法少女が戦ったという過去は変わらない為、
絶望を吸収する魔獣という存在が生まれたと。
そして、魔法少女達はその魔獣と今後も戦い続ける、
という終わり方で幕を閉じると。
視聴者と共に物語を見てきたまどかが
選んだ選択は本当にベストだと思えたし、
自己犠牲はあったとしても、
まどかとほむらが再会する望みが残った終わり方なので、
いい終わり方だったと思う。
人知れず敵と戦う魔法少女とはどういうものなのか。
魔法少女を作り出す存在は何なのか。
そんな根本的な疑問を作品の主題にし、
酷い話なんだけど、魅せられてしまう。
登場人物は可愛いけど現実にいそうな人々で、
魔女はグロテスクだけどチャーミング。
世界観と物語とキャラクター。
本来取れない筈のバランスが奇跡的にうまくまとまり、
一つの作品になったと思う。
いや、奇跡的じゃ無く、実は計画的に、か。
名作とか、神とか、
そんな表現は恥ずかしくて使えないのだけれど、
とりあえずここ10年の間のアニメでは
5本の指に入ると思う。
今の状態だと間違いなく1位だし。
そんな感じで、アニメも漫画も同人も
みんな大好きなまどマギなんだが、
しばらくはブームが続くと思われ。
アニメで取って変わるものの無さそうだし。
もし2期が作られたら、
というと作品としては汚点になる可能性もあるけど、
ファンとしてはどんな形でもいいから、
続きを見てみたい、とは思う。
3巻の特典CDのドラマみたいに、
ほむループの一つでもいいので。
劇場版で作り直し、
というのも見てみたいかも。
そうなったら喜んで見に行くし。