2021年 3月20日(土)
SKYくん朝ご飯。
ピュアボウル 10g程度とパウチ1袋、
シーバ 16g(1袋20g)。
⏰10:20。
M動物病院へ向かおうと家を出た途端
K先生から電話が入る。
昨夜、腫瘍科の先生たちと
SKYくんのことを話し合ってくださり
昨日とは別の案を出してくれた先生がいるので、
今日は針を刺して生検の予定だったが
まずはその話を聞くことに。
⏰12:00、M動物病院。
昨日の説明だと、針生検をして
腫瘍の種類を特定。
からの手術。だったけど、
他の先生が出してくれた案は
右腎尿管結石の手術と同時に
左腎の針生検をする
と、ゆうこと。
開腹して直接 腎臓に針を刺せば
腺癌だった場合の腹筋や皮膚への
転移のリスクがなくなる。
リンパ腫だったら、左腎は取らない。
術後、抗がん剤治療。
ただ、手術をしたストレスで
転移が早くなる。
手術をしたせいで寿命を
縮めてしまうこともある。
腺癌・その他の固形癌の場合は
左腎の摘出をする。
猫の場合 腎ガンには抗がん剤が
ほとんど効かないので術後は無治療。
転移がなく、うまく行けば
1年は延命できるかも。
腎ガンで腎臓摘出した子𓃠で
3年 生きてる子𓃠もいる。
ただ。
SKYくんの場合は、右腎尿管結石で
右腎がどこまで動いてくれるかが問題。
右腎がうまく動いてくれなければ
毎日 4時間の透析治療になる。
SKYくんにとったら辛い治療だ。
それでも右腎が大丈夫じゃなければ
助からない。
手術をしたせいで、逆に寿命を縮めてしまう
可能性もある。
では、腎ガンの場合、手術をしなければ？
余命 1ヶ月 です。
耳を疑った。
思わず『え？』と聞き返した。
いやいや、SKYくんご飯変えたら食べてるし
LATTEとも走り回ってるし、
元気なんですけど!?
また涙が溢れてきた。
デスクに置いてあったティッシュペーパーを
すかさず渡してくれた先生の目も
真っ赤になってた。
ぼんやりと『いい人なんやな、、』
と思った。
泣きながら私の口から出てきた言葉は
『もしも、、先生の子ならどうしますか？』
K先生 『私の子なら、、手術します。
私の猫は二人とも癌でした。
手術をしたけど転移が早くて
二人ともあっとゆう間に亡くなりました。
もし、私の子がSKYちゃんと同じ症例だと
したら、手術にかけてみます。
ただ私はあくまで【獣医師】として
医療のベストを選びます。
腫瘍科としては【すぐに手術】が理想です。
でも理想論と現実は違います。
SKYちゃんが手術に耐えられなかったり
手術をしたけれど右腎が機能しなかったら。
医療のベストでも治療のベストとは
言えません。
リンパ腫も腎ガンも完治はしません。
治療は延命に過ぎません。
SKYちゃんの場合、右腎が大丈夫じゃ
なければ助からないです。
8歳でこんなことを言われるなんて
きっと想像さえしてなかったと思います。
ご家族でしっかり話し合って
手術する・しないを決めてください。
ご家族が後悔しない決断をしてください』
昨日初めて会ったばかりの先生だけど
信頼できると感じた。
K先生 『明日の日曜日と次の水曜日なら
手術の予約が入れられるので
明日の 12時半に仮予約だけしときますね。
1日・2日で結論を出せとは言いません。
仮予約なのでもちろんキャンセル
してもらっても大丈夫ですので。』
この日もSKYくんは皮下点滴を
してもらって家路に。
疲れて眠るSKYくん
一人で色々考えてても堂々巡りで
めちゃくちゃ苦しくなってきて。
にゃんこの病気に詳しい友達に
電話で話を聞いてもらう。
話を聞いてもらうだけで
少し気持ちが落ち着いた。
たくさんアドバイスも貰えた。
この日から彼女は毎日連絡をくれる。
感謝しかないよ。
ありがとう。
夫が仕事から帰宅して。
録音させてもらった K先生の説明を
聞いてもらう。
二人で話し合って、、。
明日、手術しよう!!!! と決めた。
少しでも延命の可能性があるなら、、。
手術にかけてみよう！となった。
この時の私たちは
【延命できるかもしれない】
このことばかりに意識が行ってた。
SKYくん晩ご飯
ピュリナワン25g、パウチ1袋。
体重 3.68kg (+0.18kg)