気の向くままに、好きな時計を好きなようにアップしてみようと思った。

そこでこだわるのは、価格でもなく、ブランドでもない。

3本のアンティークをアップしてみたけれども、やはり現行も好きなのです。

初めて購入した機械式がこれだった。

購入したのが2008年、時計にハマったのが2007年だから、時計歴は駆け出しもいいところ。

しかしまあ、好きなモノは好きなんですよ。

購入理由は『一目惚れ』。

クオーツだけじゃなく、機械式も欲しいと思った理由は、雑誌を読んで憧れたという、単純なものだった。

当時は舶来に限って言うとロレックスやオメガぐらいしか知らず、手が出ないからアンダー10万円でと予算を決めて考えていた。

ガラケーで延々、楽天市場の時計店巡り。

当時所持していたPCはネット環境に無く、弟のPCを時々借りてはディテールのチェックを行うといった具合だった。

候補に挙がっていたのがオリス、ティソ、エポス、そしてハミルトン。

結果、『デザインの好みだけ』でハミルトンに決定した。

2007年にckウオッチの『ボールド』を購入するまでは30mm台半ばの径の時計しか持っていなかったから、スイスメイドを購入して40mm径の大きさに驚いたものだった。

しかし、今では極端なものでもない限り、小径から大径まで好む(といっても、大径は44mm程度までだ)。

この時計、ハミルトン『ジャズマスター・ビューマチック』だが、この価格帯にしては立体的なケースを持つ。

リュウズ

ギョウシェ風にプレスされた、表情豊かな文字盤。

文字盤

ムーブメントは頑強なCal.2824-2。

ムーブメント

厚いカーフの型押しストラップはDバックル仕様だった(画像のストラップはモレラート製、Dバックルは大きさの違う別売り純正品)。

バックル閉

バックル開

現在は価格が跳ね上がった上、尾錠である事を考えればお得な仕様だろう。

1度、オーバーホールを行ったが、その際の調整が絶妙だった上、当たりのムーブメントを引いたのか、着用日差は+0.3秒程度(3.5日で+1秒)と、クロノメーター級。

高振動でテンプが大きい……元々、精度を出しやすい設計なのだろう。

しばらくはクオーツ並の日差という恩恵に与るであろう。

現在、仕事中に着用しているが、スーツに合い、かと言ってカジュアルで使えないわけではない絶妙なフレキシブルデザイン。

着用

時計について、『高級な時計をしている自分がカッコイイ』と思うのは自由だけど、『安くても愛着を持って接するのはカッコイイ』という考え方もあるよね。

結局、モノの価値は自分で決めるものなのだ。

この時計は胸を張って『自慢の相棒』と言える。