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マンガそのものと言うか、漫画家についての豆知識……。

ただ、本当かどうかは定かではないので、違ってたらごめんちゃい。

『実は浦沢直樹は銃器に対する知識が乏しい』

理由として、『シングルアクションの拳銃の描写(ハンマー)が間違っている』。

ちょうど、ウィキペディアに『銃の部品』という内容があったので、詳しくない方はこの内容の『3 例:拳銃→(6) 「撃鉄(ハンマー)」』を参照されたし。

以下の様な代表作だけでなく、浦沢作品の小道具として、結構銃器が出てきます。


しかし、『パイナップル・アーミー文庫版』の表紙にもなっているコルト・ガバメントもシングルアクション拳銃の傑作と言って良いもので、浦沢作品にも散見されますが、『この表紙の状態で射手がガバメントを撃とうとしている』のです。

また、記憶が正しければ『MONSTER』では、かなり終盤でルンゲ警部が『室内戦でM14を使用している』のです。

まずは、『シングルアクションの銃器の取り扱い』から。


基本的に、拳銃のハンマーによる激発方法には二種類、『シングルアクション』『ダブルアクション』があります。

シングルアクションとは、ガバメントの様なオートマチックタイプの拳銃なら遊底(スライド)を引いて薬室に弾丸を移動させ、その際にハンマーを起こすか、手動でハンマーを起こして(これは西部劇に出てくる様なシングルアクションタイプの古いリボルバーも共通)いないと激発できません。

これは、ハンマーを倒すためのトリガーが、『ハンマーを起こして激発する機能を備えていない』からであり、先述のガバメントの場合、ハンマーを倒した状態でいくらトリガーを引いても激発されないので弾丸は発射されません。

『ダブルアクションの銃器の取り扱い』は、より柔軟性が高くなり、トリガーを引くだけでハンマーを起こす→激発する事が出来ます。

当然、シングルアクションの様に手動でハンマーを起こし、最初からシングルアクションとして撃つ事も可能です。

例えば、『ルパン三世』でルパンが使っているオートマチック拳銃『ワルサーP38』や、次元大介が使っているリボルバー拳銃『S&W M19(ただし、諸説あり)』がこのタイプであり、現在の主流となっています。

なお、弾丸発射後、オートマチックはスライドによって強制的にハンマーが起こされるので、1発目をダブルアクションで撃ったとしても2発目以降はシングルアクションで撃つ事が可能です。

浦沢作品には『ベレッタM92』も頻繁に出てくるのですが、これもダブルアクションで撃とうとしています。

使い方としては誤りではないですが、ダブルアクションは『ハンマーを起こす→激発する』ので、一発目を撃つ時トリガーが重く、命中精度が低くなるので、余裕があるならハンマーを起こしてシングルアクションで撃つのが理想です。


次に、『M14を室内戦で使う』事について。

ハッキリ言えば、自殺行為です……。

手近なところに 1,118mm程度の棒があれば、これに4,500gの重りを取り付けて持ってみてください。

また、それを廊下などで振り回してみてください。

とても、取り回しが可能とは言えないでしょう?

そして、弾丸は7.62×51mm NATO弾であり、これはスナイパーライフルにも使用される程、強力な弾丸です。

それだけ反動も大きく、数百メートル単位での戦闘ならともかく、室内で使用するなど以ての外です。

ベトナム戦争にも投入されましたが、反動が大き過ぎてフルオートで撃つ事が困難であることもあり、弱点が多い銃でありながら反動が小さく、取り回しが良く、反動も弱いM16に取って代わられています

室内戦で有効なのは拳銃及びサブマシンガン、銃身が短いショットガンであり、銃器に詳しいならそれらを使用するでしょう(ただし、手に入れば……というのが前提ですが)。

以上の事から、銃器関係の初心者でも大抵の人は知っている様な事が分かっていない……つまり、『小道具として銃器は登場させるが、詳しくないのでは』ということになります。

杉下右京警部の様に『細かい事が気になる悪い癖』があるので、あえて突っ込んでみましたが……スルーで無問題ですww



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