読みました。

この号が『第1章』なのであれば、当然続編があるわけで。

クロノグラフの動きについて……ぶっちゃけ、物理に弱いので、図解があるにもかかわらず、『ある程度のところまでしか』理解できない自分が非常に残念……。

実物の動きを観ながらなら、こんな阿呆でも何とかなるんだろうけどねぇ。

3年ぐらい前にロシアのポリョート製 手巻きクロノのムーブを観て以来、観てないので、これは一度観てみなければ。

が、残念ながら現在のクロノグラフ市場はそのほとんどがETAのCal.7750にシェアを奪われている状態なので、ローターが邪魔して観えないのであった……。

シュトルマンスキーもポリョート製機械式からどんどんクオーツに切り替わっているし、残っている市場在庫もトランスパレント・バックではないので、頼みの綱はユンカース……と思ったら、こちらもアウト。

生産やめちゃったのかなー。

他の手巻きクロノは高級機になるので、恐れ多くて触れませぬ(それ以前に、そういうレベルの店が高知には無い)ww



閑話休題。


しかし、『希少な日本語の本』のとしては廉価だし、資料としての価値が非常に高いと言えます。

特に、その作り、計測機械としての役割、歴史など、広田さんはよくここまで資料を集め、まとめられたなぁ、と、驚くばかり……。

編集なさった方も分かりやすく本としてまとめるのに苦労なさったはず。

アンティーク・クロノグラフの概要は今回のNo.5で理解できるし、有名なメーカーの代表的な機械も一通り載っているので、クロノグラフ好き、アンティーク好きは読むべき、と言えるでしょう(これ以上突っ込んだ内容になると、かなり分厚い本に……)。

当然、クロノの記事だけではなく、ロレックス、ジャガー・ルクルトの『一見マニアックながら、メジャーなコレクション』の記事、アンティークウォッチ専門店・修理工房のケアーズのオーナーでいらっしゃる川瀬さんの初心者用記事など、読むべきところは沢山。

皆様、ぜひともお読みくださいませ!