ある女性の大切な方が、重い病気を患われた。

その女性から、昨年亡くなった父方の祖父へと、また、その前にガンを患った祖母へと、忙しい日々の中、世界で一番美しい鶴を貰った。

二人とも大いに感動し、祖父のお棺にはその鶴を入れさせて貰った。

その女性への恩返しと、大切な方の快復を祈り、母と共に鶴を折り続けた。

既に15×18(270)羽を渡しているので、残りの分を折り、全部で15×67(1005)羽となった。

$腕時計と酒を愛でる会-千羽鶴

誤って、普通サイズの折り紙を使ってしまい、かなりかさばる事に気付いたので、一回り小さい折り紙で残りを折った。

画像は、小さい折り紙のみの束。

母と一緒に折ったので、折った数は恐らく半々ぐらいだろう。

しかし、その女性は、一人で折ってくれた。

見た事も無い、僕の祖父母のためにだ。

その純粋な気持ちは、この世の何よりも美しいもの。

千羽鶴は、内職の方が折ったものを販売しているとか。

でも、その人の事を想いながら折った鶴との価値の差は言うまでも無いだろう。

千羽鶴は、折った人の『気持ち』で出来ているのだ。