座頭市 THE LAST
 製作年度: 2010年
 監督: 阪本順治
 上映時間: 132分
 製作国・地域: 日本
 2010年5月29日公開

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 全体的にうまくつくられた作品であるのだが、どうも感情移入ができなかった。悪を退治する弱の立場である座頭市が強いのは気持ちいい。
 悪が悪たる何かが足らない。ただ、弱い者を苛めているだけで、悪知恵がない。お役人とうまくやっているようで、ただ切る場面などは、単なる悪者でしかない。役者の力量で悪者の迫力はあるが、何か足らないように感じる映画。
 主演は、香取慎吾。監督は阪本順治。出演は石原さとみ、反町隆史、倍賞千恵子、仲代達矢、加藤清史郎。

 以下はネタバレも含みますので、気になる方は、飛ばしてください。

 市(香取慎吾)は、追っ手との戦いに何とかやられながらも、逃げようとしていた。それを影から見ていた流れ者風の二人連れがいた。一人が若い者に向かって、「浮き世の義理だ」と話した。その若い者が、少し、おどおどとして、市を刺そうとした瞬間に、妻のタネ(石原さとみ)が市に抱きついた。二人は、抱き合ったまま、刺されてしまい、タネは亡くなった。
 市は、タネとの約束を果たすために、故郷に帰ろうとして、路に倒れた。そこを通りかかった柳司(反町隆史)が彼を家に連れて帰り、世話をすることになる。柳司の母・ミツ(倍賞千恵子)に諭され、柳司、その息子の五郎(加藤清史郎)と一緒に百姓をすることになった。
 その時、村には、島地組を追い出した、天道(仲代達矢)一家がやってきた。彼らは百姓たちにお金を要求するなどして苦しめた。百姓たちは、嘆願書をお役人に届けることを決意して、市に助けを求めた。しかし、市が行く路には、すぐに、天道一家が追いかけてきた。そこから、市と天道一家の壮絶な戦いが始まる・・・。

キャスト(役名)
香取慎吾(市)
石原さとみ(タネ)
倍賞千恵子(柳司の母・ミツ)
反町隆史(農民・柳司)
加藤清史郎(柳司の息子・五郎)
寺島進(島地組のやくざ・達治)
工藤夕貴(達治の妻・トヨ)
仲代達矢(天道)
高岡蒼甫(天道の息子・虎治)
岩城滉一(島地組の親分)
原田芳雄(医者・玄吉)
ARATA(十蔵)
ZEEBRA(弥助)
宇梶剛士(梶原)
柴俊夫(北川)
豊原功補(千)
十八代目中村勘三郎(政吉)

スタッフ
監督 阪本順治
脚本 山岸きくみ
原作 子母澤寛
エグゼクティブプロデューサー 石原隆
企画 飯島三智、中沢敏明
製作 亀山千広
プロデューサー 前田久閑、椎井友紀子、宇生雅明
撮影 笠松則通
美術 原田満生
装飾 太田哲
音楽 プロジェクト和豪
録音 橋本文雄
照明 杉本崇
編集 蛭田智子
衣裳/スタイリスト 岩崎文男
メイク 豊川京子
ヘアメイク 荒井誠治
アソシエイト・プロデューサー 瀬田裕幸
製作担当 松田憲一良
助監督 小野寺昭洋
スクリプター/記録 今村治子
殺陣/擬斗 菅原俊夫

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