薬物代謝 / 第Ⅰ相反応 / 還元的代謝 | 創薬メモ

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創薬化学、有機化学、有機合成について書き進めていきます。

酸化状態にある窒素化合物や炭素化合物は、還元反応によって代謝される。

 

還元的代謝では、種々の電子供与体が関与する。酵素反応様式も多様である。

一つの還元的代謝に、複数の酵素が関与することもある。

 

以下は、代表的な還元的代謝の例である。

 

■ 芳香族ニトロ化合物の還元

 

 

芳香族ニトロ化合物は、ニトロソ体、ヒドロキシルアミン体を経て、

アミン体へと還元的に開裂される。

 

■ アゾ基の還元

 

 

アゾ化合物はヒドラゾ体を経て、第一級アミンへと代謝される。

 

■ オキシドの還元

 

・N-オキシド

 

 

N-オキシド体は、第三級アミンに代謝される。

 

・S-オキシド

 

 

S-オキシドは、スルフィドに代謝される。

 

・アレーンオキシド

 

 

アレーンオキシドは、アレーンに代謝される。

 

■ ニトロソ化合物の還元

 

 

N-ニトロソ体は、ヒドラジンに代謝される。

 

■ オキシムの還元

 

 

オキシムは、イミンへと代謝される。

 

■ カルボニル基本の還元

 

 

アルデヒド体やケトン体は、アルコールに代謝される。

 

■ 還元的脱ハロゲン化

 

 

ハロゲン化合物は、酸化的に脱ハロゲン化されるだけでなく、

還元的な経路でも脱ハロゲン化が起きる。

 

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■ 前回の記事

薬物代謝 / 第Ⅰ相反応 / 酸化的代謝

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