こんにちは。
今回は古典の活用の話です。
かなりピンポイントな話ですが、どうしてもしたい理由があります。
それは
古典をなめている受験生
が多いということです。
古典といえば、国語という科目の一部です。
基本は国語の半分、もしくは三分の一の配点しかありません。
確かに、あなたの受験生活で古典に時間を注ぎすぎるのは、効率的とは言えません。
だからと言って、
「やらなくていい。」というわけでもない。
このことを再確認してもらいたくて今回のテーマにしました。
なぜ、古典の勉強が必要なの?
先ほど申し上げたように、
多くの受験生がやらないから。
というのが理由の一つです。
多くの人がやらないということは、差をつけるチャンスということでもあります。
ただ古典の勉強に時間をかけるのは避けてほしいです。
そのためにも僕のお伝えする勉強法で効率よく確実に点数を伸ばし、
残りの期間はその知識を忘れないように、ほどほどに演習をこなせば、高得点は簡単に取れます。
みんなが取れないところで確実に点数を取る。
受験においてこれほどの強みはありません。
最強・最速で高得点を取るためにもぜひ古典の勉強を始めのうちに終わらせましょう。
では、勉強法の内容に入っていきます。
そもそも活用とは何かご存知ですか?
下の語によって形が変わるということです。
例えば、
走る+た=走った
走る+ば=走れば
のように形が変わるのですが、その法則のことを活用といいます。
古典ではこの活用する品詞が4つあります。
・動詞
・形容詞
・形容動詞
・助動詞
です。
それぞれの活用の数が、
・動詞 9
・形容詞 4
・形容動詞 2
・助動詞 28
となり、合計43個もの活用を覚えなければなりません。
この数字をみてあなたはどう感じましたか?
「ますますやる気が下がったよ。」
安心してください、これからそのやる気を取り戻しましょう。
学校の先生や塾の先生に活用のことを聞けば、みなさん口をそろえてこう言うでしょう。
「助動詞が一番大事だよ」
確かに助動詞は活用の数も多いですし、他にも覚えなければいけないことがたくさんあるので、僕も大事だと思います。
ただ活用を覚えるときだけは、
動詞から覚えてください。
動詞→形容詞→形容動詞→助動詞
の順で活用を覚えていくというのが僕の勉強法です。
まず動詞の9個の活用を完璧に覚えてください。
すると、
・動詞 9
・形容詞 4→1
・形容動詞 2→0
・助動詞 28→3
合計13個に覚える量が減るのです。
どうです?
30個も減りましたよ?
さっき下がったやる気が上がってきたでしょ。
「でもどうして?」
これから説明していきます。
まず動詞の9個の活用がこのようになっています。
そして次の形容詞の活用がこれです。
この「〇」の部分は、存在しないということです。
存在しないなら覚えやすいようにこのように変えてあげましょう。
わかりましたか?
カリ系列・シカリ系列がラ変と同じ活用の仕方なんですよ。
つまり、動詞の9個を覚えればカリ系列も覚えたことになります。
そして、ク活用を覚えて、それに「シ」をつければシク活用も終わるので、
動詞の活用をしっかり覚えれば、形容詞の活用は残り1つになる。
というのがこの活用の数が減る仕組みなんです。
こんなにも簡単なのになぜ多くの受験生はやらないのでしょう?
単純明快、
ただ単にこのやり方を知らないだけなんです。
このやり方を知ったあなたが古典の点数で負けることはありません。
もちろん実践しなければ点数は伸びませんよ。
さっそく動詞の活用の9個を覚えましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。