静岡地裁による袴田事件の再審開始決定が東京高裁で取り消されたのは、予想通りとはいえハラワタが煮えくりかえる思いです。
袴田さんの死刑と拘置の執行停止が維持される理由についての、彼の「健康状態に考慮して」などという説明は、検察の面目に配慮しつつ、世論の反発を避けるための詭弁であると、ほとんど確信してます。
もうここまで来たら、「日本の刑事司法プロセスは、前近代的で野蛮」という不名誉な事実が世界中に知れ渡ればいい。
外圧によってしか変わらないのであれば。
袴田さんの死刑が執行されず、再び拘置されることもないのであれば、袴田さんに死刑判決がくだされた裁判のあり得なさが広く知れ渡り、刑事司法作用の暗黒さについて呆れ返る人が増え、「明日は我が身だ」と当事者意識を持つキッカケになればいいとすら思えてしまう。
再審開始決定が最高裁でも取り消されるようなことになれば、検察だけでなく、最高裁も世界中に恥をさらすだけ。
死刑が執行されず、袴田さんが余生を幸せに過ごせるならば、もうこれ以上ムキになってハラワタが煮えくりかえる思いをするのも馬鹿馬鹿しいように思えてしまいます。
袴田さんが無実であ る可能性が高いことは、もうすでに多くの人たちが知っているはずだから。