TOSHIKO TAKAEZU タカエズトシコ展|両親に捧ぐ@沖縄県立美術館 | .

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【TOSHIKO TAKAEZU タカエズトシコ展|両親に捧ぐ】


年末から筆が止まってしばらく経ちます。
無理に進めても、止まる

いつもの悪い癖が出ていてウロウロしている段階

これが抜けるのも動き出すのも未だに自分でもよく分っていない


そんな中、とても気になる展示会が遭ったので今日行ってきました。
とてもタイミングが良かった

沖縄県立美術館企画 沖縄ルーツシリーズ1
TOSHIKO TAKAEZU タカエズトシコ展|両親に捧ぐ

ー沖縄ルーツシリーズ1とはー
この企画展は移民の多い沖縄県と知られていて、戦前後を通して海外のウチナーンチュ文化の中から生まれた芸術表現を紹介する展覧会。

ータカエズ トシコとはー
沖縄県具志川からハワイに渡った沖縄移民の二世。芸術を志して単身アメリカに渡り「クローズ・フォルム」と呼ばれる独特の口を閉じた作品を生み出した陶芸家。
アメリカ現代陶芸界において”クイーン”と称される、最も重要な作家の一人
1987年、ハワイで人間国宝賞を授与されました。



この展示会のキュレーター「大城ひとみ」さんの作品トークと
その関係者全員が一同に集まって
一つ一つ丁寧に作者の心境や制作の想い・アイディア・アイデンティティなど
詳しく傍聴する事が出来ました。

実は会場にはRat&Sheepの平良さんと國吉さんが居て
声をかけてくれて、関係者に入れてくれたんです。

感謝です、ありがとうございます!


そして、会場ですごく感動した言葉に出会いました。


自然に生きる

「あなたが見ている世界、星々や月、樹々や植物の存在と、料理をする事や野菜を育てる事との間には何ら違いはありません。皆互いに繋がっていて、等しく大切なのです。
なぜならそれらはあなたの一部だから」
タカエズはこの世界を創造するあらゆる自然と、自身の生活における野菜作りや料理、そして作陶を等価で捉え、日常の中で等しく大切にしている。
季節の野菜を育てて収穫し、それらを料理して食べ、その野菜くずをまた畑に戻す。食器は自身や弟子の焼いた陶器を用い、居間には自分で織ったラグが敷かれている。彼女の生活の中では何ら特別なものではなく、母屋の床や棚、暖炉の上に所狭しと並び、庭の植物の中に埋もれ、工房の内外をあらゆる所にゴロゴロと置かれて、風景の一部となっている。彼女がいつも横になる居間のベットも、上に下にと作品が取り囲み、作品に埋もれて寝ているかのようであった。
タカエズの暮らしぶりは、太陽や雲の動き、植物の生長や季節の移ろいと同じ速度で呼吸し、同じ時間を生きていると感じるものであった。野菜や花に季節が変化をもたらすように、創作上の変化もごく自然に訪れるという。新しい表現を求めて気負うでもなく、自身の中から、また自身でも意図し得ない偶然の中から、新しい何かが生まれてくる瞬間を待っているのだ。
いつ訪れるのか知れないその時
それに出会う歓びのために、料理をする事と同等の日常性を以て、土に触れているかもしれない。

<TOSHIKO TAKAEZU タカエズトシコ展|両親に捧ぐより抜粋>





今の自分に降りて来た答えの一つになったと思います。

全ての偶然が必然で一体となって
引き合わせて頂いたと


感謝です。