Google和解問題、記者会見●5月18日(月)14時~ | こんな本があるんです、いま

Google和解問題、記者会見●5月18日(月)14時~

●最終期限延長、9月4日に向けて●

すべての著作者、出版社へ
── Google和解から離脱(オプトアウト)しても「道」はある──

5月5日の最終期限が、9月4日に延長され、
米司法省が独禁法での調査を開始した。
アメリカでは、和解そのものが揺れ始めている。
イギリス、ドイツ、フランスからもGoogle和解に反対の声があがっている。
では、日本ではどうか?
書協はいち早く和解への参加で逃げてしまった。
著作者からは、日本文藝家協会、日本ペンクラブが反対を表明、
日本ビジュアル著作権協会の180人の会員などが反対、離脱=オプトアウトを表明。
出版社団体では唯一、私たち流対協だけが、反対を表明、
離脱=オプトアウトを勧めていこうとしている。
ようやくGoogle和解の「正体」が垣間見えてきた。
「知の共有」を大義とした、アメリカによる犯罪的な「知の独占」計画、
Google、アメリカ出版協会、著作者ギルド、協力大学図書館……
彼らは皆、今回の問題の共犯者である。
Googleは「フェアユース」を公言、眠っている著作物(絶版本など)を蘇らせたというのだから、
現在、「刊行中の書籍」は和解の対象外であり、離脱=オプトアウトしたとしても、
除外するのは当然のことだろう。
年に7万冊の著作物が出版されているなか、
各出版社が今回の事態を連絡した著作者は、ほんの一部にすぎない。
出版社は自らの権利および著作権者の権利を守る必要があり、
Google和解への対応を、曖昧なものとしてはならない。
いままさに、著作者と出版社が力を合わせて、Google和解に立ち向かっていく必要がある。
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▼最終期限までに、私たち日本の出版社、著作者にできることは、
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①「刊行中の書籍」を確実に除外する(和解の外に出す)こと
②膨大な「孤児作品」(orphan books)は、共有可能な「知的財産」として、
Google和解から救い出すこと
③Google和解に異議のある「すべての著作者と出版社」が連携していくこと
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●日時/5月18日(月)14時から
●場所/文京シビックセンター
(文京区春日1-16-21)
3F・障害者会館/会議室A
●主催/出版流通対策協議会(流対協)

※問い合わせ先/流対協事務局(木下)
03-6279-7103/090-1731-1954
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●出版流通対策協議会(流対協)は、1979年に設立、
 98社の中小出版社で構成する出版社団体です
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