間が空きましたが 三頁目 | ミックス☆ジュイス(笑)

ミックス☆ジュイス(笑)

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家の中が静まり返る

何かに引き寄せられるように
フラフラと

歩き出すはさみ

息が出来ない

苦しい

ひゅーひゅーと
喉がなる

緊張のあまり喉が渇く
冷や汗が出る
手足が震え力が入らない


はさみはわからないが足は頭は
柿の木へと向う

そこに何かある

そう
確信していた

雨が強くなり全身を伝う雨は
もはやはさみの制服を濡らし尽くし

髪すら水を吸収しすぎて
全身にピッタリ
張り付くほどに
なってしまっていた

虚ろな目で歩くはさみには
全く気にならない

自分自身おかしくなったのかと
思うほどだった

厚く真っ暗な雲の空が
いっそう気持ち悪い
夕方

明かりなしでは歩けないほどの夕方

柿の木へと歩く

柿の木で何かが動く

お母さん!

よかった居た!

駆け出そうとした瞬間体が強ばり
動けなくなる

雷が光って目の前が見えた

見えてしまった

目の前の母の体を刃物が貫いていた



お母さん!!!


声にならない叫びで駆け寄る
そこには
血まみれの横たわる母と
最愛の母を刺したであろう

男がそこにいた

新宿を裏から牛耳っている
日の本一家

その若頭の
日の本 猿彦

手は紅の返り血であろう
真っ赤になっていた

怪しげにニヤつき

紅の体に抱きついて泣く
はさみに向かって

俺たちに楯突いたのが悪かったなぁ
賢く無いなぁ
なぁ? そうだろ?

独り言のように言うと

何事もなかったかのように
歩いて帰って行く

お願い!
お母さん!
死なないで目を開けてー!

悲痛な叫びが
雨の音に消えていく


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