ちなみに、俺は岡田武史に負けた。俺は信念を持って、南アでの日本代表の惨敗を予想した。この原稿は、6月20日に書いているが、1勝を挙げた時点で、俺の負けだ。カメルーン戦は、決して攻撃的でなかったが、本田をワントップ気味において、松井をはじめ、サイドを高めに置いて、エトーを右サイドの端に封じ込めた。効率的なサッカーをした。
オランダ戦は、俊輔が入るまでは、松井が高い位置に張って、効率的なサッカーをした。だが、俊輔が入ったことで、真ん中に球が集まる、非効率なサッカーになったと思う。松井に代えて、俊輔を入れたことは、岡田の采配ミスだ。
次のデンマーク戦、日本は引き分ければ、決勝トーナメント進出つまりデンマークが勝たなければならないという面白い展開になった。デンマークが勝つ確率が6割強と見る。日本が引き分け以上に持ち込むには、俊輔を入れずに、サイドを高い位置に張った効率的なサッカーを貫けるか、そこが鍵と見る。