鳩山政権が崩壊した。こんなに早くボロボロになると思わなかった。新しく首相になった菅直人の顔は、少ないながらの修羅場と少なからぬ清濁を併せ呑みながらも、市川房枝の選挙活動を支援しながら、胸の中に理想主義を宿していた青年活動家の頃の面影を残している。そんな顔で還暦を迎えた人間は、全共闘世代といえども、あまりいないのではないだろうか。(龍さんはRVRでの発言を見る限り、政治家としての能力を買っていないみたいだ。)
 「イラ菅」と呼ばれるくらい、短気で周囲の人間にはキツイみたいだが、この手のサヨク寄りの人間は、ドライで性格が悪かったりする。意外と面の皮の厚い森喜朗のような人間が、人間味があって、一緒にいると楽しかったりする。わからないものだ。(ちなみに、俺は森喜朗の性格を知らない。面の皮の厚い人間の喩えに使っただけだ。)